2012年 05月 22日
飛び出し坊や File31 甲賀忍者の血脈

さすが忍者の里。
甲賀を車で走ると、
忍者が至るところから飛び出してきます。
最初はおもしろがって、
見つけるたびに車を停めて
写真を撮ったりしていたのですが、
あまりの数の多さにバカらしくなって、
4、5体撮ったところでやめました(笑)

ところが、一体の飛び出し忍者をやり過ごして、
ふとバックミラーを覗いたとき、
そこに映った姿に強烈な違和感をおぼえました。
「あれ? いま見た忍者と違う!」
甲賀流変わり身の術でも使ったのでしょうか・・・?
飛び出し忍者を前から見たときと、
反対側から見る姿がまるきり違っていたのでした。
甲賀の飛び出し忍者たちが、同じ形の板木をつかって、
異なる姿に描き分けられていることには気づいていましたが、
一体一体の裏表もわざわざ違う姿に描き分けているのでした。
しかも、裏表のキャラが、
まったく異なるところがニクい!
「飛び出し忍者に
こんなトラップが仕掛けられていたなんて・・・」
甲賀忍者は絶えても、
トリッキーな技で人を欺く血は、
この地に脈々と受け継がれているのを
まざまざと見せつけられる思いでした・・・(笑)
2012年 05月 21日
飛び出し坊や File30 Willy nilly silly ole bear
2012年 02月 13日
ビバ!! 忍者

滋賀を舞台にした小説といえば 井上靖の『星と祭』
などが筆頭に挙げられますが、
忘れてはならないのは山田風太郎の名作『甲賀忍法帖』。
(忍法帖シリーズの第1作です)
「甲賀ロミオ」こと甲賀弦之介と
「伊賀ジュリエット」こと朧のふたりは恋仲。
ふたりの結婚によって、
甲賀と伊賀の400年にわたる宿縁は終わるはずでした。
ところが、徳川家康のバカげた命令のために、
両者は引き裂かれてしまうばかりか、お互いに戦わされるハメに・・・。
徳川三代目将軍は竹千代か国千代か・・・
悩んだ家康は、甲賀と伊賀の忍者を
10対10のトーナメントで(笑)戦わせ、
甲賀が勝てば聡明な国千代、伊賀が勝てば暗愚の竹千代を
三代将軍に据えることを決定します (そんなバカな^-^)
甲賀、伊賀が死を賭し、秘術の限りを尽くして死闘を繰りひろげます。
トーナメントの決戦は、恋人同士の弦之介と朧。
弦之介の得意技は「瞳術」。
彼の黄金の瞳は何人も逸らすことができず、
魅入られた相手は、自らを殺してしまうという恐るべき秘術です。
フィアンセの朧は「破幻の瞳」。
彼女が見つめると、あらゆる忍法が無効になってしまいます。
まるで「矛」と「盾」のような「瞳術」と「破幻の瞳」。
どちらが勝利をおさめるのか。
あまりにも悲しすぎる結末は・・・本をお読みください(笑)
『甲賀忍法帖』、その後のマンガやアニメなどの
忍者ブーム火付け役となりましたが、
そういえば僕の子供のころは、「忍者ハットリくん」 (実写版!)
「仮面の忍者 赤影」 「カムイ」 「サスケ」」など、
者もののアニメやドラマが多かったですね。
僕らは、忍者の子・・・だ!
つづきはこちらから
2011年 11月 11日
岡本太郎と信楽展
2011年 11月 10日
MIHO MUSEUM 神仏います近江 「天台仏教への道 -永遠の釈迦を求めて-」

いま 滋賀では
「神仏います近江」
を共通テーマに、県立の近代美術館、大津市の歴史博物館、
私立のMIHO MUSEUMの三会場連携の展覧会がおこなわれています。
それぞれの会場が テーマ別の展示をおこない
信楽のMIHO MUSEUM」では
「天台仏教への道 -永遠の釈迦を求めて-」
と題して、釈迦の誕生、入滅から
比叡山延暦寺を中心とした天台の隆盛を跡づけています。
(県立近代美術館「祈りの国、近江の仏像 -古代から中世へ-」
大津市歴史博物館 「日吉の神と祭」 )
つづきはこちらから
2011年 11月 09日
たぬ木

信楽では、こうやってたぬきの置物を栽培しています。
ご存じでしたでしょうか・・・?
日本六古窯に数えられる信楽の名産だということで、
あれを陶器だと勘違いされている方の多いことに、
驚かされます。
ご覧の通り歴とした農作物です。
先入観とは おそろしいものですね。
玄関先やお店のまえに置かれているものは、
たぬ木の実を乾燥させたものですが、
質感が信楽焼きの陶器と似ているので、
間違ってしまうのも、無理はないかもしれません。

収穫間近の「たぬ木」。
今年も豊作です!
2011年 11月 08日
信楽陶芸の森

信楽へ。
MIHO MUSEUM「神仏います近江 天台仏教への道-永遠の釈迦を求めて-」と
滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館
「生誕100年・信楽町名誉町民40周年 岡本太郎と信楽展」の二本立て。

天気がよかったので、陶芸の森をぶらぶら散歩。
暑くも寒くもなく 気持ちよかったです。
つづきはこちらから
2011年 05月 30日
甲賀 山上庚申道の道標

杣街道と、水口-信楽を結ぶ信楽街道が
交わるところにある「天理スタミナラーメン」
そのまえに高さ5メートルの、この石造道標が建っています。
頂に「見ざる・聞かざる・言わざる」の
三匹の猿の彫刻が施されていますが、
すぐまえが自動車の行きかう道路のため、
この像をじっくり見る場所というのがありません。
(青信号のとき、横断歩道からこの写真を撮りました^-^;)
この道標が指し示すのは、
庚申山の広徳寺・・・そこに祀られる庚申。
「嘉永四辛亥年八月建之」
「発起人 世話人 江戸 京都 金物屋中」
とあります。
江戸、京、大坂の金物屋さんが、
なぜこんなところに道標を・・・?

むかしむかし(文禄二年)・・・
庚申山の麓に住む、藤左衛門という農民が、
貧しい生活から抜け出したいと、
十七日間、庚申堂に参詣し、断食修行をおこないます。
いよいよ満願の夜・・・
一心不乱に祈るうち、
ついうつらうつらとしてしまった藤左衛門の夢枕に、
突如、童子が現われ、
銅に亜鉛を混ぜる合金の法を伝授します。
感涙にむせびながら下山した藤左衛門が、、
この法を試してみたところ、
黄金のように輝く合金ができあがります。
これが日本の真鍮錬製のはじまりともいわれます。
のちに彼は、京に出て真鍮を鋳造。、
銅よりも硬く、黄金のように輝く真鍮は大ヒットし、
巨万の富を得た藤左衛門は、
広徳寺の本堂を再建。
それ以来、庚申堂の本尊は「日本真鍮元祖」として、
とくに京阪神の金物商や
金細工師により信仰されるようになったといいます。
日本のパラケルススともいうべき
藤左衛門の墓は、京都三条寺町天性寺にあります。

道標の近くにあるエノキの巨木・・・
2011年 05月 18日
世界 ふしぎ発見!

今朝の新聞で、「ミシュラン・ガイド」の観光地版
「ミシュラン・グリーンガイド」が、
今回の改訂第2版のフランス語版で
滋賀県内から10ヶ所を選び、
追加掲載された・・・という記事を読みました。

新たに追加された10の観光地というのは・・・
1 琵琶湖 2 大津 3 坂本 4 日吉大社 5 旧竹林院
6 三井寺 7 石山寺 8 石山寺の庭園 9 長浜の子供歌舞伎 10 針江
・・・なんだか、選者の無教養が伺い知れるチョイス
ではありますが 「針江」を加えるあたりは、ちょっとナイスです。
しかし、石山寺の庭園・・・って?

それより、もっと驚いたのは、
改訂版以前に掲載されていた滋賀の3つの観光地が
「比叡山」(これはわかります)「彦根城」(これもわかります)
・・・でも、もうひとつが「ミホミュージアム」?
2011年 05月 13日