カテゴリ:◇長浜曳山まつり( 64 )

浪花の春雨

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勝山左義長まつりの画像を整理するところ、必要に迫られ3年まえの長浜曳山まつりの写真を見返していました。
3年まえといえば、今年と同じ萬歳楼、常盤山、孔雀山、翁山の出番で、これは翁山『浪花の春雨』の1シーンです。

歌舞伎が地方に伝播して子供に演じさせる動機となったのは、忠義や孝心といった道徳を教えるためといわれ
なるほど、いまでももっともよく取りあげられるのが『絵本太功記』となれば、それも納得しそうにはなりますが
大工の見習いと馴染みの遊女が、抜き差しならぬ宿命から「ふたりが安堵して暮らせるのはあの世だけか」
と、手に手をとって心中する話に、どんな道徳的教訓があるというのでしょうか。 ふと考えてしまいます(笑)

今年の長浜も『鳥辺山心中』を演りますし、小松では昨年、井でも取り上げられた『封印切』を演ります。
垂井の前月には長浜でその前段『恋飛脚大和往来』がかかっていましたので、心中ものは大流行です。

なぜなのかはよくわかりませんが、そういうところが好きです(笑)

by dendoroubik | 2019-02-26 07:00 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)

今年の長浜の外題

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2月1日に長浜八幡宮にて山組代表者たちによる「初寄り」があり
長浜曳山まつりの子ども歌舞伎の今年の外題が発表されました。

呉服町組 常磐山 「一條大蔵譚」(振付・川村和彦 太夫・竹本賀桐太夫 三味線・豊澤湊祝)
神戸町組 孔雀山 「勧進帳」(振付・千川貴楽 太夫・竹本乾太夫 三味線・豊澤龍三)
伊部町組 翁山  「碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場」(振付・岩井小紫 太夫・竹本甚太夫 三味線・豊澤賀祝)
瀬田町組 萬歳樓 「鳥辺山心中 祇園花菱屋の場」(振付・三枡清次郎 太夫・常磐津都代太夫 三味線・常磐津三之祐)

今年ほど完璧な組み合わせはなかった! と毎年、ノックアウトされてしまうのに
新しい年に外題が発表されると感動記録更新の期待が膨らみ
4月になればその期待を遥かに越える感動でノックアウトされてしまう長浜曳山まつりです。

今年も胸躍るラインナップですね!(写真は昨年の四山の狂言です)

by dendoroubik | 2019-02-05 05:00 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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長浜曳山まつりの祭り情緒は、なんといっても15日の「本日」に極まりますが
狂言だけをじっくり楽しみたいなら16日の「後宴」かなと思います。
そして、千秋楽は特別。 でも、同じ時間にはじまるので、掛け持ちはできません。
4つあればいいと希えど身体はひとつ・・・猩々丸の千秋楽を拝見しました。


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by dendoroubik | 2018-05-02 22:57 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(8)

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長浜曳山まつり、16日の「後宴」 
いよいよ千秋楽を迎える午後8時まえ、ふいにアーケードの照明が落とされて・・・


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by dendoroubik | 2018-05-02 21:10 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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長浜の子ども狂言の役者は5歳から12歳までの男の子。
なかには「ニドアガリ」といって、2回、舞台に登ることもあり
出番は3年に一度ですので、最大で3度出ることができることになります。
千代役の少年は昨年も出演していましたので、まさかと思っていたら
近年では「借り役者」といって自町以外から役者を出すことも多いのだそうです。


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by dendoroubik | 2018-04-27 10:25 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)

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2014年、長浜曳山まつり史上初の創作狂言が上演されました。
松竹新喜劇の名作『祭提灯』を水口一夫氏が翻案、振付したものでした。

昨年「諫皷山」と水口氏のタッグで再び創作狂言を上演。
『花祭長浜城』モーツアルトのオペラ『フィガロの結婚』の翻案で
この祭りのユネスコ世界遺産登録を祝うにふさわしい華やかな舞台でした。

そして、今年は壽山(大手町組)で水口氏の創作狂言が披露されました。
『山内一豊とその妻千代 似合夫婦出世絏 長浜 一豊の屋敷』
「にあいのめおと しゅっせのひきつな」と読みます。
『祭提灯』で藤山寛美が演じていた丁稚(女中) 『長浜城』で鈴絵ことスザンナ
今回、一豊の妻、千代を演じていたのがこの美少女・・・いや、美少年です。



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by dendoroubik | 2018-04-26 09:36 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)

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長浜には「ヤマの芸」という言葉があるそうです。

「美しい曳山のうえで、子どもたちの芸を輝かせる」というだけでなく
逆に「子どもたちの芸が曳山の美しさを際立たせる」
・・・そんな外題や演出が好まれ、これを「ヤマの芸」と呼ぶのだとか。
たとえば、今年の出番山でいうと「梅川 忠三郎」のように
設定上、どうしても「茅葺」が必要な場合を除いて
舞台の後ろに衝立や書割を置いたりすることはまずありません。
曳山そのものが芝居の世界と混然一体となって、美をつくりあげてゆきます。

長浜の曳山のなかで唯一、御座船型をした猩々丸の舳先に登り
熊谷次郎直実が法然のもとへ向かうラストシーンは
猩々丸ならではの「ヤマの芸」の極致でしょう。


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by dendoroubik | 2018-04-25 16:54 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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猩々丸(船町組)の外題は『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』

長浜でも太十、一力茶屋とならぶ人気演目なのだそうですが
ほかの地歌舞伎、とりわけ子ども歌舞伎でもしばしば見かけます。
もちろん、超有名な芝居にはちがいありませんけれど
もし物語を予め知らなければ、何をやってるのかわからない複雑な話が
これほどまで好んで上演されるのが不思議な気もします。

浄瑠璃もセリフもカッコよく、何度見てもジーンときてしまうんですけどね(笑)


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by dendoroubik | 2018-04-24 13:23 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)

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この外題は、長浜でも何度か取りあげられているそうですが
昨年の石川県「小松お旅まつり」の子ども歌舞伎で
同じ市川団四郎氏の振付で上演されていたのが記憶に新しい。
長浜で上演されていたものが、その後、小松で上演されたり
今回のようにその逆だったりすることもしばしばあります。
町の方々のリクエストによることが多いそうで
そういえば今年の長浜にも、お旅まつりの法被を着た方を見かけました。

昨年と今年の狂言の内容のいちばんのちがいは「お花ちゃん」のギャグが
ピコ太郎からカーリング女子に変更されていたことでしょうか(笑)


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by dendoroubik | 2018-04-23 14:48 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)