カテゴリ:◇城端むぎや祭( 65 )

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明治42年、皇太子(後の大正天皇)が福野の農学校へ巡幸された際
村長や校長ら当時のインテリがそれまで「輪島」というタイトルで唄われていた「麥屋節」を
御前で演じるに相応しい歌詞に書き改めたといわれています。
不適切な歌詞を書き直したり、鳥翠台北茎著『奇談北国巡杖記』のなかで
「こきりこ節」の歌詞として紹介されているものから「引用」されたりもしていて
もしかしたら「平家の落人がありし日の栄華を偲んで唄い継いできた」という
歌詞からも読み取れ、ひろく喧伝されているこの唄の背景は「フィクション」なのかもしれません。

黒紋付にたすき掛け、袴に杣刀を差して勇壮に踊る姿、静と動の対比を強調した笠の洗練された動きを眺め
何よりも哀調を帯びた旋律を聞いていると、そんな詮索に意味がないことがわかってきます。
仮に、この唄の背景として知られていることが「フィクション」だったとしても
いま伝承されている唄と踊りが日本人のある種の心性を映し出していることはまちがいありませんし
伝承されつづけることで見る者に感動を日々与えつづけている、その価値が下がるものではないと思います。


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by dendoroubik | 2018-10-09 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(2)

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坡場の坂会場のトリをつとめたのは「四葉会」さん。 城端駅前会場についで、この日2度目の観覧です


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by dendoroubik | 2018-10-08 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(0)

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出丸坂会場を見終えて坡場の坂会場へ。 夜の部には2組が出場。 まず最初にここがホームの東新田町さん。


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by dendoroubik | 2018-10-07 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(0)

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何年かまえの「城端むぎや祭」で、善徳寺のまえを歩いていたとき、通りかかった小学5、6年の男の子が
本堂の会場から聞こえてくる演舞の音に「あっ!『といちんさ』や」と声をあげたのをおぼえています。
懐かしい曲やお気に入りの歌なんかが流れてきて思わず曲名が口をついて出ることよくありますが
小学生の男の子がJ-POPや流行りの曲ではなく、愛らしい民謡に反応する・・・というところが
なんともほのぼのとして可愛らしく、とても印象に残っています。

「城端むぎや祭」で『といちんさ』は園児や小学生が踊ります。

女の子がかすりの着物に赤襷、豆絞りを姉さん被りにして踊るところと、男女児がハッピで踊るところがあります。
多くの子どもたちにとって、この祭りで最初に踊る曲として思い入れが深いのだろうと思います。
たまに年少者が踊っているのを眺めている年長の子が、口づさんだり軽く踊ったりというような光景も見かけます。


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by dendoroubik | 2018-10-06 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(4)

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音楽の教科書でもお馴染みの「こきりこ節」は五箇山上地区の白山宮の祭礼で唄い継がれてきた民謡。
(といっても、僕が習ったのはもう40年まえのことですので、いまもお馴染みがどうかは知りません(笑))
『奇談北国巡杖記』(文化4年)などにも記載があり日本最古の民謡としてよく知られていましたが
かつては「陸の孤島」といわれ外界と隔絶されていた五箇山も、大正末期の電源開発をきっかけに
人口の流出や交流がはじまると伝統文化が徐々に崩れはじめ「こきりこ節」も唄われなくなったといいます。

柳田國男から「こきりこ節」のことを教わった詩人の西条八十は
昭和5年、採譜のために五箇山を訪れますが、そのときすでにこの唄を伝承する人はなく
歌詞は『奇談北国巡杖記』などにあるものの、旋律のわからぬ「幻の日本最古の民謡」とされてきました。

それから約20年後・・・五箇山民謡を採集していた地元小学校校長、高桑敬親氏が
地区に住む「山崎しい」という老母の唄を採譜、発表。 絶滅の危機を免れることができたというわけです。


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by dendoroubik | 2018-10-05 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(2)

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つづいて出丸坂会場にホームの出丸町さんが登場したころには、あたりはすっかり宵闇に覆われていました。

「その6」 で「古代神」が城端でいかに好まれているか、ということについて書きましたが
女性の衣装に歌詞に登場する花が描かれているのを見ても、それがいかほどであるか推量できると思います。
こちらの女性が手踊りと笠踊りで披露してくれる「古代神」はすごくキュートで、いつも楽しみしています(笑)


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by dendoroubik | 2018-10-04 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(0)

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駅前会場で「四葉会」さんを見て次に向かったのは「出丸坂会場」
到着すると「東新田町」さんの演舞が終わりかけているところでした。


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by dendoroubik | 2018-10-03 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(2)

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じょうはな座を出て向かったのは、街並み踊り会場のひとつ「城端駅前会場」です。

市内の愛好家の集まり「四葉会」さんのステージは、この回を逃すと帰宅する予定時間以降しかなく
慌てて馳せ参じた次第です。(けっきょく予定をオーバーして、あと2回見ることになるのですが(笑))
「こきりこ節」「麥屋節」「古代神」といったお馴染みのナンバーと
唄のない演奏だけの「麥屋節」の男女二人の絡み・・・どれも絶品ですけれど
これを見なければ「城端むぎや祭」に来た気がしない(笑)というのが「お小夜節」です。
五箇山民謡のなかで比較的メジャーな曲だと思うのですが、なぜかこれを演ってくれるのはこちらだけです。


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by dendoroubik | 2018-10-02 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(0)

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五箇山民謡『こきりこ節』を知らない人はあまりいないと思いますが
『麥屋節』を知らない人は『こきりこ節』を知っている人と同じほどいるかもしれません。
そんな人は『古代神』という曲をさらに知らないでしょうけれど「城端むぎや祭」では
『こきりこ節』よりもはるかに多く・・・各町が必ずといっていいほど踊る人気の曲です。 


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by dendoroubik | 2018-09-30 05:00 | ◇城端むぎや祭 | Trackback | Comments(4)