小松お旅まつり 2023 こまつ曳山交流館みよっさ10周年記念イベント

JR小松駅西口から北国街道へ向かうと

徒歩で2、3分の距離に「こまつ曳山交流館みよっさ」という施設があります。

今年、開館10周年を迎え、記念のセレモニーがありました。

それまで、小松には、他の曳山を持つ町にあるような会館がありませんでしたが

「みよっさ」には、お旅まつりの曳山が、常時2基展示されていて

この祭りを中心にした観光情報の発信の場にもなっています。

小さなホールなどもあり、橋南の踊子（子供役者）はここで練習したり

当日はここで化粧や着付けなども行われるようです。

立派な建物ですね。

2020年「八町こども歌舞伎」と称して『曽我十二時　揚巻助六の場』という狂言を演じた少女たちです。

この年、当番町であった材木町が出場を辞退。

材木町を含む、曳山を保有する八町の協力の下、ゆかりの子供たちが集まったわけですが

新型コロナウィルスのため祭りは中止になってしまいました。

ただ、7月に駅前の「こまつ芸術劇場うらら」で振替公演がおこなわれました。

とても観たかったのですが「県外の方お断り」の注意書きに泣く泣く断念・・・

『曽我十二時』というのは聞き慣れない芸題ですが、愛知県に伝わる地歌舞伎です。

「第三回 全国子供歌舞伎フェスティバルinこまつ」で、愛知県新城市の「臼子歌舞伎」の子供たちが上演。

これがたいへん好評だったらしく、2015年には、今年の当番町、大文字町が上演。これが面白かった！

著作権などという観念が希薄な時代に作られたもので、ハッキリ言って「助六」とか「対面」のパチリです（笑）

しかも、助六（曽我五郎）の恋人、吉原の揚巻太夫が、実は兄の十郎だったという、ビックリな設定です。

女だと思ったら実は男だった、という役を美少女が演るわけですから、これほどの倒錯はありませんね。

それまで廓言葉を話していた揚巻太夫が、正体を明かす時に、急にべらんめぇ調になるところでは、腰を抜かしました。

こんなこと言わせていいのかな、と思うような、ちょっとエッチなセリフなんかもありましたっけ。

できることなら、もう一度観てみたいものですけれど・・・女の子たちが見覚えのある見得を切ってくれました。

鏡割り・・・ですが、時節柄、樽のなかは空で、この後 カブッキーの「こまつせんべい」と缶バッジが配られました。

みよっさには、八日市町と中町の曳山・・・

妄想・・・