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国泰寺への道

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国泰寺(富山県高岡市太田)は臨済宗国泰寺派の本山の禅寺。 山号は摩頂山。 本尊は釈迦如来。

・・・なんて書き出すと、まるで古寺巡礼みたいですが、お察しのようにそうではありません。
ここで行われる祭りを見に行きました。 ただ、あると思って行くとやってなかった、という話です(笑)
お恥ずかしながら、下調べを十分にしない故にこういった事態に陥ったのは、過去に2、3度どころではありません。

しかし、こんなに遠く(自宅から片道270Km)まで来ての空振りは はじめてです・・・




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総門のまえに佇んでこの写真を撮った時「ああ。これはやってないな」と勘づきました。
祭り好きの、長年の勘といったところでしょうか。 ただ、ここまで来てそんな勘が働いても何の自慢にもなりませんね(笑)


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三門を前にしたときには、もう祭り見物から古寺巡礼モードに切り替わっていました。
15年ほど前、富山に単身赴任していた頃、この祭りを一度見ています。
祭りも再見したかったのですが、このお寺をゆっくり拝観してみたいなと思ってたのも(負け惜しみでなく)事実です。


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三門を潜ってすぐに現れるのは池泉庭園「龍渕池」。


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そして、法堂と大方丈のあいだにあるのが石庭「月泉庭」。 もう一度拝みたかったのはこれです。


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ともに滋賀県彦根の龍潭寺(好きなお寺です)にある枯山水「ふだらくの庭」を作庭した京都の造園家・小川寿一によるものです。


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それにしてもこのド迫力!

   おれは荒磯の生れなのだ
   おれが生れた冬の朝
   黒い日本海ははげしく荒れていたのだ
   怒濤に雪が横なぐりに吹きつけていたのだ

はじめて見たとき、北陸生れの詩人 高見順の詩句が浮かんできて、その記憶の為でしょうけれど、今回も同じ感慨に打たれました。

   そうだおれはこれを見にきたのだ
   祭りではなく この石庭を見にきたのだ(笑)
   

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僕と同じように、祭りがあると早トチリして来られたと思しきカメラマンさん、二人とすれ違いました。
お互いに気恥ずかしく目礼だけで、言葉は交わしませんでしたけれど、おそらくそうです。


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国泰寺は、1296年(永仁2年)慈雲妙意が二上山に立てた草庵に始まるとされています。。


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戦国時代には二上山の守山城をめぐる兵火により焼失しますが、その後、神保氏、前田氏の庇護を受け再興。
現在は、名勝雨晴海岸の西、氷見漁港の南に位置する山懐の田園地帯にひっそりと佇んでいます。


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近年は、哲学者の鈴木大拙や西田幾太郎らが参禅していたことで知られています。





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見るつもりだった祭りというのは、開山慈雲妙意の忌日、6月3日とその前日に営まれる法要「開山忌」です。
国泰寺は虚無僧妙音会の本山でもあり、全国から虚無僧が参列して、尺八で献笛。 17年前に撮った写真です。

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by dendoroubik | 2022-06-22 05:00 | ◆祭り | Trackback | Comments(0)