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小松の今年の芸題

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5月の曳山子ども歌舞伎「小松お旅まつり」の芸題が発表されていました。

子供歌舞伎をおこなう8つの町が輪番で、毎年ふたつの町が上演をおこなうこの祭り
今年の当番町のひとつは「西町」で芸題は4年まえと同じ『辰巳用水五輪輝 稲葉左近館之場』
(たつみようすいごりんのかがやき いなばさこんやかたのば)です。
石田寛人氏による新作歌舞伎で、2007年のお旅まつりで十文字町が『辰巳用水後日誉』という芸題で上演。
2016年に西町が『辰巳用水命光輝 稲葉左近館之場』の芸題で再上演していました(写真)

主人公の板屋兵四郎は実在の人物で、小松出身の加賀藩の天才的土木技師。
奥能登白米の千枚田の灌漑や、金沢辰巳用水の開削でその名を知られていますが、
伝記的な事実は乏しく、一説には工事の機密漏洩を 危惧した藩によって暗殺された、ともいわれています。

この説を踏まえつつ、物語では、あっと驚く奇想天外な結末が用意されています。

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いまひとつの当番町は材木町・・・だったのですが、人手不足のために単独上演を見送り。
同町を含む7つの町が協力して「八町こども歌舞伎」として子供歌舞伎を上演します。
芸題は『曽我十二時 揚巻助六の場』(そがじゅうにとき あげまきすけろくのば)
愛知県に伝わる地歌舞伎で、小松でも2015年に大文字町によって上演されていました(写真)。

当時、これを見て腰を抜かしそうなほど驚きました。

『助六』と『対面』をミックスしたような(というかパクッた?)物語で
曽我兄弟の五郎(助六)の恋人、吉原の揚巻太夫が、兄の十郎だったというビックリな展開。
女と思ったら実は男だった、という役を美少女の小学生が演じるという倒錯に酔いました。

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ちなみに揚巻太夫を演じた女の子の妹は、昨年、新吉原の太夫、宮城野を演じていました。

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前回(2016年)の材木町の踊子(子ども役者)たちです。 
このときだって、少ない戸数であったことに変わりなかったのでしょうけれど
そんなことを微塵も感じさせない、勢いのあるすばらしい一力茶屋でした。 

材木町と、来年出番の中町は昨年の小松お旅まつり「八基揃え」にも
人手不足を理由に曳山を出しませんでした。今年の曳揃えにもこのふたつの町は出場が微妙だといいます。 

左から2番目の女の子は、三番叟と大石主税と女中の一人三役を演じていましたが
これは決して「人手不足」のためではなかった、のだろうと思います。 たぶん(笑)


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Commented by surf4883maturi at 2020-03-15 21:13
dendoroubikさん
 長浜も秋に延期なりお出かけ予定も
ままならない状況ですが、早い鎮静化を
望むところです。各地の勇気ある判断を
支持致します。
 今年は「お旅」金曜日に観たいものですね。
Commented by dendoroubik at 2020-03-16 09:21
☆maturi-bakaさん

この先どうなるかわかりませんけれど
金曜朝のお練りから見たいなと思っています
駅前のホテルを予約しました(^▽^

お練りで 西町は本折日吉神社へ参拝するのでしょうが
「八町こども歌舞伎」は 材木町の代わりに、菟橋神社へ行くのかな?
どこから出発するのでしょう?
そもそもお練りはあるのでしょうか?
・・・って ちょっと先走りすぎですね(^▽^;
by dendoroubik | 2020-03-15 18:00 | ◇小松お旅まつり | Trackback | Comments(2)