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城南宮 湯立神楽 後篇

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湯立神楽は関西では見る機会が多く、とりわけ珍しいものというわけでもないと思うのですが
いままで見たどの湯立神楽よりも、圧倒的に見物人の数が多いのに、びっくりしてしまいました。
隣のご婦人がたにお伺いすると、関東からわざわざこれを見るためにお越しになったとか。 しかも二度目。
こちらの祭事は、ほかの多くの湯立神楽とはちがい、例祭や月次祭などに付随するものではなく
これが単独でおこなわれるのが珍しく、多くの方々が見にこられるのも納得のすばらしさではありましたが
あくまでも他との比較でいうと、なぜこれほどまでに人が多いのか、ちょっと理解できませんでした。

いや、この言い方は正しくありません。
他の湯立神楽が、なぜこんな風に注目されないのか、と言い換えた方かしっくりきます。




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神事がはじまるまえから、本殿と拝殿のあいだに据えられた大釜に、薪で湯が沸かされています。
この大釜は、文政6年(1823年)の銘を持ち、城南宮の神紋「日月星」(三光の紋)が描かれています。
保管されている別の釜には元禄4年(1691年)の銘がある、と神職さんから解説がありました。

湯立は古代の呪術的な裁判法「盟神探湯(くかたち)」に起源をもち、中世に神楽と結びついて芸能化。
一説によると、京阪に湯立が多いのも伏見稲荷大社で盛んにおこなわれていた影響ということですから
場所柄、こちらでも江戸時代のはじめあたりから、頻繁におこなわれていたのかもしれませんね。

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巫女舞のあと、湯立神楽となります。 たすき掛けの巫女が拝殿より降壇し、大釜のまえで礼拝。

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大釜を塩で浄めます。

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柄杓で天の水をすくって大釜に注ぐ所作をし(杓取の儀)洗米とお神酒を入れていきます。

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御幣の柄の部分で大釜の湯をかき混ぜ・・・

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御幣舞を行います。

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両手に持った笹の葉でかき混ぜて整いました。

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両手に笹の束を持ち、中空に弧を描くように何回も笹の葉で勢いよく湯を散らされます。


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神前の福笹に湯をかけて浄められます。 この福笹は神事後、参拝者に授与されます。

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まわりを取り囲むように見物する小さい規模の湯立ですと、見ているときに湯滴がかかることも多いですが
こちらは斎場との距離が遠く、そのかわりわざわざ東西の客席にやって来て参拝者に振りかけられます。

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この湯滴を浴びると悪病退散、願望成就、無病息災で過ごすことができると謂われています。

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浄められた福笹は神職さんから、先ほど神楽を舞っていた巫女さんに手渡され・・・

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むすび殿の授与所で参拝者に授与されます。

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福笹の授与・・・うーん。 ごく最近、どこかで見た覚えのある光景です(^-^;

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by dendoroubik | 2020-01-21 18:00 | ◆京の祭 | Trackback | Comments(0)