2019年 07月 26日
関宿 祗園夏祭り その3
往時の宿場町の面影を色濃く残した町並みを、提灯に灯りを入れて巡行する山車。
その姿はとても美しく、2日間にわたって執りおこなわれる関神社の祇園夏祭りの初日ですから
宵宮ならではの風情かと思えば、2日目もやはり夕刻からスタートします。
どういった謂われがあるか、曳山祭なのに夜のみの巡行です。
日中に巡行する京都の祇園祭とは異なり、夜に曳行される山車もたくさんありますが
山車を譲渡された水口祭や日野祭などはやっぱり昼間に巡行します。
それでも夜に山車が動くというのは、嗜好というか、文化圏がちがうということなのでしょうか。
関神社から街道に戻った4輌の山車。 吊るされた提灯に一張ずつ蝋燭で灯りがともされてゆきます。
もちろん、カメヤマローソクです(笑)
山車が向かうのは中町の辻。
まるで江戸時代そのままのような町並みに欠けているのは、当時の喧騒かもしれません。
夏の昼間でも、幹線ですからもうすこし人通りがあったにちがいありません。
しかし、日も暮れると静かだった町も、ようやく祭りらしい喧騒に溢れてきます。
デジカメののっぺりとした画像でまったく再現できていませんが
電球では決してこうはならない、蝋燭の灯りならではのチラチラとしたゆらぎ。
〽ヨーサジャー エンヤァサジャー
〽高い山から谷底見れば 瓜や茄子の花ざかり
〽関の地蔵さんに振袖着せて 奈良の大仏さん婿にとる
〽ヨーサジャー エンヤァサジャー
中町に4輌が揃うと、ふたたび同時に舞台まわしがおこなわれます。
舞台まわしがおわると曳きわかれとなります。
〽ソーライ ソーライ
よくこれだけ残っていたものだ、と感心させられる町並み。 そこででおこなわれる祭りも
やはり、よくぞ残ってくれていたと思わずにいられない懐かしさに溢れていて
みだりに人に教えたくないような気にさえさせられるほどです。
ある山車の休憩中、動くのを待っているとアイスクリームのおスソ分けをいただきました。
モノを貰ったから云うわけじゃありませんけれど(笑)とても心に残るいいお祭りでした。
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otti468 at 2019-07-26 15:57
柔らかい提灯の灯りが印象的です(^^)
久しぶりにPCに触ったら調子が悪く、先程から何回もコメントを書き直しています。
重なったらごめんなさい。
カメヤマローソクの場面と町並みを俯瞰した画像が秀逸です(^-^)/
こんな素晴らしい関の祭があるとは知りませんでした(^^)
久しぶりにPCに触ったら調子が悪く、先程から何回もコメントを書き直しています。
重なったらごめんなさい。
カメヤマローソクの場面と町並みを俯瞰した画像が秀逸です(^-^)/
こんな素晴らしい関の祭があるとは知りませんでした(^^)
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tad64 at 2019-07-26 16:14
どのお写真にも見とれてしまいました!
京都の祇園祭とは全く趣を異にし、夜の巡行の何とも柔らかな空気感。言葉が無いくらいです。
昔の京都の巡行もこのような狭い町並みの中だったと聞いていますが、こちらでは全くその通りなのですね。
その上女の子が山車に乗ってお囃子されるなんてのも又違って良いものですね。
このような風景を私も一度撮ってみたいですう~♬
京都の祇園祭とは全く趣を異にし、夜の巡行の何とも柔らかな空気感。言葉が無いくらいです。
昔の京都の巡行もこのような狭い町並みの中だったと聞いていますが、こちらでは全くその通りなのですね。
その上女の子が山車に乗ってお囃子されるなんてのも又違って良いものですね。
このような風景を私も一度撮ってみたいですう~♬
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dendoroubik at 2019-07-26 18:34
☆ottiさん
たんなる刷り込みなのか
ラーメンは京都がいちばん美味しいと思うのと同じで(笑)
子供の頃から慣れ親しんだ祗園祭が
やはり 自分の「お祭り観」の中核にあるように思います
でも それ以外にも その土地ならではの
美味しいものがあることに 大人になって気づくように
お祭りを味わっている って感じでしょうか
こちらのお祭りも 格別でした
たんなる刷り込みなのか
ラーメンは京都がいちばん美味しいと思うのと同じで(笑)
子供の頃から慣れ親しんだ祗園祭が
やはり 自分の「お祭り観」の中核にあるように思います
でも それ以外にも その土地ならではの
美味しいものがあることに 大人になって気づくように
お祭りを味わっている って感じでしょうか
こちらのお祭りも 格別でした
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dendoroubik at 2019-07-26 18:34
☆タッドさん
ビルの合間を巡行していても
エンヤラヤーの囃し詞で当時の面影が垣間見られる
そこが祗園祭の元祖の貫禄でしょうか
でも やっぱり江戸時代はどんな風だったのだろう
・・・と想像してしまうものですね
丹波の方にも 祗園祭に影響を受けた曳山祭が
いくつか有りますけれど 近世の町並みが残っていて
あるいは こんな感じだったのかな と思ったことがあります
関宿の山車も 風情は祗園祭とは異なりますが
「昔のまま」のホンモノ度がケタ違いでした!
ビルの合間を巡行していても
エンヤラヤーの囃し詞で当時の面影が垣間見られる
そこが祗園祭の元祖の貫禄でしょうか
でも やっぱり江戸時代はどんな風だったのだろう
・・・と想像してしまうものですね
丹波の方にも 祗園祭に影響を受けた曳山祭が
いくつか有りますけれど 近世の町並みが残っていて
あるいは こんな感じだったのかな と思ったことがあります
関宿の山車も 風情は祗園祭とは異なりますが
「昔のまま」のホンモノ度がケタ違いでした!
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surf4883maturi at 2019-07-28 00:38
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dendoroubik at 2019-07-28 07:54
☆maturi-bakaさん
秋にも「街道まつり」というイベントがあり
こちらも山車が出たり 花魁とか仮装行列とかもあるみたいですよ
なかなか楽しそうです(^-^
観光化されているようで されてないようなところが
観光客が思いのほか少ない理由かなと思いますけど
そういうところが良くて 好きですね
秋にも「街道まつり」というイベントがあり
こちらも山車が出たり 花魁とか仮装行列とかもあるみたいですよ
なかなか楽しそうです(^-^
観光化されているようで されてないようなところが
観光客が思いのほか少ない理由かなと思いますけど
そういうところが良くて 好きですね
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kawa1210 at 2019-07-30 14:20
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dendoroubik at 2019-07-30 20:35
☆kawa1210さん
はじめまして
コメントいただきましてありがとうございます!
たしかに京都の祇園祭は 衆目の一致する夏祭NO1ですね
祇園社から勧請された全国各地の神社は数知れず
八坂神社や天王社を名乗っていなくて
この祭りに影響を受けてない夏祭りなどないのではないかと思うくらいです
このお祭りも 京都の祇園祭とは趣は異なりますけれど
やはりその余波・・・みたいなものを感じるお祭りでした
はじめまして
コメントいただきましてありがとうございます!
たしかに京都の祇園祭は 衆目の一致する夏祭NO1ですね
祇園社から勧請された全国各地の神社は数知れず
八坂神社や天王社を名乗っていなくて
この祭りに影響を受けてない夏祭りなどないのではないかと思うくらいです
このお祭りも 京都の祇園祭とは趣は異なりますけれど
やはりその余波・・・みたいなものを感じるお祭りでした
by dendoroubik
| 2019-07-26 05:00
| ◆伊賀の祭
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Comments(8)