久々子弁天祭

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三方五湖のひとつ久々子湖の東畔、若狭湾に面した美浜町久々子地区で
毎年7月の第二土日におこなわれるのがこの「久々子弁天祭」です。




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久々子海水浴場の西端から北へ伸びる岬の岩礁に鎮座する宗像神社のお祭りですが
神輿は地区内の佐支(さき)神社の神輿蔵に保管されていて、ここからスタートします。

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午前8時、若衆による笛と太鼓のお囃子がはじまります。

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祝部(ほうり)と呼ばれる佐支神社の神官、区長など祭り関係者とともに本殿へ参拝。

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すぐさま御輿が担ぎ出されます。

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ホイサ、ホイサのかけ声で久々子海水浴場へ。

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御輿は船へ担ぎ込まれます。

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この船は、この祭りのために地区が所蔵している弁天丸と
岬をさらに北上したお隣の早瀬地区から借りた水無月丸を並べて双胴船に仕立てたもの。
早瀬地区といえば、この5月「子供歌舞伎」を拝見したところですが
7月の末に、やはり御輿を船に乗せて海上渡御する「水無月祭」という祭りがあり
この船はそのときに使われるものなのかもしれません。

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櫓を漕いで宗像神社へ。

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20分足らずで到着。 崖伝いに歩いても10分もかからない距離です。

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宗像神社、弁財天の御神霊を遷すために御輿は鳥居前に据えられます。

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笛と太鼓のお囃子が、休憩を取りながら断続的に繰り返されます。

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宗像神社の創建は、このような伝説が由緒として語り継がれています。

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むかし・・・この弁天岬の端の蛇洞に女蛇、対岸の和田岬の蛇洞に男蛇が棲んでいたといいます。

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その龍蛇が互いに行き来するたびに海が荒れ、村人たちはたいへん困っていました。

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若狭順錫中の弘法大師は久々子の地に錫を止め、村人からその話を聞くと
ひとり岬へ赴いて巌窟(現在の大師堂)に立てこもり行を成し、 蛇洞の女蛇に仏戒を授けられました。
龍蛇はたちまち苦患を脱して昇天したといいます。

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よろこんだ村人はこれを弁財天として祠に祀ったというのが宗像神社の縁起です。

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弁財天の御神霊が御輿へ遷されます。

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赤い幕は、おそらく御輿が濡れるのを防ぐためのものだと思います。

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海上渡御がはじまります。

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船は海水浴場に平行して、50メートルほど沖を東西に1キロほど往復します。

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そのときに船上で「相撲」がおこなわれます。

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ふさけて落とし合っているだけのようにも見えますが(笑)これは神事の一部です。

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弁天様をよろこばすために「相撲」をとっているのだということです。

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若衆だけでなく、むかしは子供たちも海上落としに参加していたそうです。
危険だから、ということでしょうか、現在は青年団のみで、救助ボートも伴走します。

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海上落としは30分ほどもつづいたでしょうか。 折り返して、出発した浜辺へ戻ります。

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祭りの様子を不思議そうに眺める海水浴客の子供(笑)

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陸渡御がはじまります。

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陸へあがった御輿が最初に向かったのは佐支神社。
鳥居まえで二、三度御輿振りをおこなったあと町内を練り歩いてゆきます。

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このあと町内を隈なく練り歩いて御輿は御仮屋に一夜安置されます。
夜には区民のほとんどが集まってきて、たいへんな賑わいとなるそうです。

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翌日には青年団の担ぐ神輿とは別に、地区の子どもたちが担ぐ子ども神輿も出るそうです。
子供たちの太鼓、銭太鼓などもあるそうですので、次回は日曜日に訪れたいものです。

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Commented by tad64 at 2018-07-16 10:59
珍しいお祭りですね! もっとこの関係のお写真見せていただきたいですね。
Commented by dendoroubik at 2018-07-17 13:45
☆ダッドさん

海辺でおこなわれる祭りというのはモノ珍しいものが多いですね
海上落としを覗くと ありふれた御輿渡御かもしれませんが
独特な情緒がありました
by dendoroubik | 2018-07-15 14:16 | ◆若狭の祭 | Trackback | Comments(2)