小松お旅まつり 2018 その4 八日市町『絵本太功記 尼崎の段』下

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どこの曳山歌舞伎も、地元の方々が熱心な「芝居好き」であることに変わりはなく
だからこそ困難を克服して現在まで伝承されているのでしょうけれど
その「芝居好き」の熱量は、やはり小松が一頭地を抜いていると感じます。
観光客やカメラマンにくらべ、芝居を楽しみに集まる地元ファンの比率が圧倒的に多い
というのがそう感じさせる理由のひとつで、さすが歌舞伎のまちを標榜するだけのことはあります。
そんな地元の熱心なファンに紛れて鑑賞できる、というのがなにより小松の魅力だと思います。




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そこに戦の鐘の音。 裏庭にまわって戦の様子を確認すると浜の方からこちらに来る久吉の旗印。

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迎撃してくれるわい、と飛び降りる光秀に久吉の家来の佐藤正清(加藤清正)が斬りかかります。

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立ち回りながらもとの庭先に戻ってくると、陣羽織に着替えてすっかり大将然とした久吉。

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2対1の争いでは、結果はおのずと知れたこと。

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しかし久吉はここで光秀を討つことは 義はあるが勇はない
と手を出さず、天王山において雌雄を決しようと再会を約してわかれます。

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ただ一戦に駆け崩さん

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加藤清正は母皐月との一人二役です。いただいたパンフレットのよると
この女の子のお姉ちゃんは4年まえの『太十』で十次郎役を演じていたそうです。

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同じ「曳山子供歌舞伎」でも、それぞれに異なった情緒があっておもしろい。

たとえば長浜では「ヤマの芸」といって、曳山そのものを美しく見せることに注意が払われ
それがなければ筋がわからない、というとき以外には大道具・小道具は登場しません。
一方、小松ではたいてい大きな書割が舞台の後ろを覆って、いかにも芝居仕立て。

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長浜を見慣れていたので、最初見たときは違和感がありましたが
「芝居好き」の土地柄には、書割は曳山の美を損なうものではなく
きっと、なくてはならないものなのだろうと思います。

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Commented by ei5184 at 2018-06-08 19:04
魅力的な曳山ですね~ 小松も来年は候補に入れています(笑)
Commented by dendoroubik at 2018-06-08 22:14
☆eiさん

とても個人的な趣味趣向を述べることが許されるなら
eiさん版「小松お旅まつり」と「城端むぎや祭り」を見たい!
この見立ては あながち的外れではないと思います(笑)
by dendoroubik | 2018-06-08 09:10 | ◇小松お旅まつり | Trackback | Comments(2)