垂井曳山祭 その3 「御所桜堀川夜討 弁慶上使」

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西町攀鱗閣(ばんりんかく) 外題はお馴染み「御所桜堀川夜討 弁慶上使」です。




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一番軕を三番叟が祝します。

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京、堀川の侍従太郎の館に武蔵坊弁慶がやってきます。

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懐妊のためここで養生している義経の正室・卿の君は平時忠の娘。

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ますます悪くなる義経の立場を、鎌倉への恭順を示して立て直すため、卿の君の首を討って差し出すのが弁慶の役目です。

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弁慶と侍従太郎は一計を案じ、卿の君の身代わりに、腰元の信夫(しのぶ)の首を差し出すことを考えます。
さいわい信夫は卿の君とうりふたつ。 それもそのはず一人二役です(笑)

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「お主さまのためになるなら」・・・と、信夫は承知しますが、たまたまご機嫌伺いに来ていた母・おわさが猛抗議。

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そりゃあそうでしょう(笑)

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この子に父親に会わせるまで死なせるわけにはいかない

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・・・と、おわさがが語ったのは、18年まえの十六夜の月待ちの夜のこと。

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本陣の娘だったおわさは、泊まり客の美少年稚児と褥を交わします。その時に身ごもったのが、一人娘の信夫。
相手の振袖が片方ちぎれて手に残り、これを頼りに、一度の契りで子をもうけた深い縁の夫を訪ね歩きながら
苦労して娘を育てたいきさつを、紅い襦袢の片袖を見せて語ります。

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だから信夫は・・・と言い争うところへ、襖の奥からその信夫を刺す者あり。

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信夫を刺したのは弁慶。 なげくおわさ。

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そして、16年まえの振袖の主も弁慶であったことが明かされます。

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そんならおまえがあのときの

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探し求めた初恋の人に巡り合えたときめきと、娘を殺された無念が交錯する不思議なシーンです。

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米原でこの外題を見ているとき
  「この女、娘殺されたのに色気づいてるで!」
という野次が若衆から飛んでいました(笑)が、まあ、そんな感じです。

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おわさは娘に、ひと目、父親の姿を見せようとしますが・・・

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信夫の目はもう見えません・・・

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義経の安泰しか頭にない非情の弁慶です。 が、しかし・・・

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人はつらくて泣くというが、泣くよりつらいことがあるのだ。

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生涯にたった一度契った女に産ませたわが子を手にかけてしまい
オギャアと産まれて以来、泣いたことのなかったさしもの男も血涙を流します。

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侍従太郎は自分の首も討って出せば、偽首とさとられることもないだろう、と己が腹に刀を突き刺します。

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非情に戻った弁慶はその首を斬り落とし・・・

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ふたつの首を携えて鎌倉へ・・・

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by dendoroubik | 2018-05-17 03:45 | ◇垂井曳山祭 | Trackback | Comments(0)