石動曳山祭

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砺波駅前で「出町子供歌舞伎曳山まつり」を見て午後2時すぎに、車で隣町、小矢部市街へ移動。 
到着すると、ちょうど商工会前のお旅所に花山山車11基が曳き揃えられようとしているところでした。



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曳山が曳き入れられると・・・

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町衆はお旅所の神殿へ参拝。

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正確に調べたわけではありませんが北陸3県になかでも富山県は群を抜いて曳山祭が多いように思えます。
じっさいに僕が見たことがあるものだけでも、10もの曳山祭りがあります。

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「高岡御車山祭」(高岡市)「伏木曳山祭」(同)「 城端曳山祭」(南砺市)「福野の曳山」(同)
「氷見祇園祭」(氷見市)「出町子供歌舞伎曳山祭」(砺波市)「海老江曳山まつり 」(射水市)
「新湊曳山まつり」 (同)「岩瀬曳山祭」(富山市)「八尾曳山祭」(同)

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未見で有名なものでは「大門曳山まつり」(射水市)「高砂山願念坊祭り」(富山市)「四方子供曳山祭」(同)
そして今回の「石動曳山祭」(小矢部市)があり「たてもん祭」(滑川市)のような変則的な提灯山や
「福野夜高祭」(南砺市)「津沢夜高あんどん祭」(小矢部市)「庄川観光祭」(砺波市) 「となみ夜高まつり」(同)
のような夜高行燈も曳山に加えるといったい、いくつあるのかカウントするのもむずかしいほどです。

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なぜ、これほどまでの曳山行事がおこなわれているのかは詳らかにしませんが
県西部に限っていえば、高岡御車山祭のインパクトが強かったということは言えると思います。

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飾り山(上層)と地山(下層)の2層構造で、飾り山には本座といわれる御神体(人形)を供え
屋根がなく、心柱の上部に和紙でできた花を飾った割竹を放射状に広げた花傘の鉾山
・・・という御車山の形状は「新湊曳山まつり」「海老江曳山まつり」「伏木曳山まつり」
「氷見祇園まつり」「福野の曳山」そしてこの「石動曳山まつり」に受け継がれています。

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曳山ほど、その土地の美意識を表しているものはないのではないかと思います。

豊臣秀吉が聚楽第に後陽成天皇の行幸を仰いだときに使用した御所車を前田利家が拝領し
れを加賀藩2代目藩主前田利長が高岡開町の際、城下の町民に与え
以来、山町と呼ばれる高岡城下10ヶ町が手を加えながら代々受け継いできた
・・・というのが、御車山の由来とされています。

手を加えられながら受け継がれる過程で、結集した工芸の粋、町衆の心意気が
おのずとその土地の美意識をかたちづくっていくのではないでしょうか。

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午後3時、出発式がおこなわれます。

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終了すると、1基ずつ町なかを曳行されてゆきます。

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午後5時ごろに廻向寺前に再び11基が並び、提灯花山となって商工会館前へ
・・・というスケジュールですが「出町子供歌舞伎曳山祭」へ戻るため、ここで泣く泣く退散です。

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「曳山子供歌舞伎」といえば、石動でも、ある時期までおこなわれていたのだそうです。

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新町、川原町、鍛冶町、越前町、福町2丁目、福町3丁目、6町もの町が、曳山歌舞伎をおこなっていたといいます。

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現在の11基の花山山車だけでもこれほど華やかなのに、これに歌舞伎山車が加わっていたとは
どれほど豪華絢爛な祭りだったのでしょう・・・ちょっと、想像が及ばないほどです。

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惜しむらくは、三味線や浄瑠璃方の担い手の減少から、1967年(または1971年)途絶えてしまったということです。

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しかし、曳山山車は現存するそうですので、いつか復活してくれるかもしれません。

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by dendoroubik | 2018-05-09 08:30 | ◆越中の祭 呉西 | Trackback | Comments(0)