長浜曳山まつり 2018 壽山「似合夫婦出世絏 」その3

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藤吉郎の詩吟や踊り、一豊の物語とつづいて、最後は千代の見せ場です。




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夫に馬を買わせるための金策にあれこれ思案をめぐらしますが
思いつくのは着物を売ることくらい・・・とうていこれでは金十両には遠く及びません。

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簪も・・・と髪に手をやったとき、ふと思い出したのは
明智光秀が貧窮の時代、その妻熙子が自分の髪を売って生活の資としたこと。
このためしに倣い、千代も髪を売ることを考えます。

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黒髪の 結ぼほれたる 思ひには 

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とけて寝た夜の 枕とて 一人寝る夜の 仇枕 

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袖は片敷く 妻ぢゃというて
愚痴な女子の 心も知らず しんと更けたる 鐘の声 

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昨夜の夢の 今朝覚めてゆかし 懐かし やるせなや 

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積もると知らで 積もる白雪

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たとえ髪を売ったとて、まだ金十両には足りぬ。
鏡は女の命という。ましてこの鏡はかか様の形見。
これを割って願をかけましょう。

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それで願いが叶うならば、たとえこの身が無間地獄に落ちようとも、だんない、だんない。

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鏡が砕け散り、なかから飛び出てきたのは金十両。

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同梱されていた手紙は、まさしくかか様の手蹟。

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「夫の大事に役立てるべし」

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かか様・・・

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金十両が整ったことを手を取り合って喜ぶ夫婦。 
しかし・・・と、一豊が理由を質そうとしたところへ暮れ六つの鐘。

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理由は後ほど。とにもかくにも馬子のところへ。

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千代・・・

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馬、買おてくるぞ。

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祭りの期間中の、子ども役者の「成長」には目を瞠るものがあります。

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壽山の狂言を通しで見たのは初日、13日の「十三日番」と16日「後宴」。
初日から「巧いなあ」と舌を巻いたものですが、2日間に撮った写真を
ブログをつくるために物語に沿ってミックスして並べてみると
同じ場面でも、別人かと思うくらい表情がちがっているのに気づかされます。
「後宴」を見ているあいだも、さらに巧くなっていることを感じはしましたが
写真で見くらべると、その変貌ぶりはちょっと衝撃的ですらありました。

並列すると違和感があるほどの変貌ぶりゆえ
ブログ記事では、ほとんど「後宴」の写真で繋げました。

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Commented at 2018-04-28 15:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dendoroubik at 2018-04-28 16:02
☆鍵コメント様

本来であれば、楽しませていただいたこちらが御礼申し上げるべきところ
ご丁重なるお便り頂戴いたしまして恐縮至極また感激に堪えません
ありがとうございます

今回も観るまえからすばらしいに決まっているとわかっていましたが
観れば期待を遥かに上回り さらに日を追うごとに感動も増していきました
そう感じたのは私だけでなく 見物にきた知人たちも口々に申しておりました

長浜の子ども歌舞伎を「大人顔負け」と表現する人々に
常々違和感を感じていました
「じゃあ これが大人にならできることなのか?」と
若衆と子どもたちの関係 まわりで支える人々の心意気が
子どもにしかできない奇跡のような感動を生むのですね
曳山の美 伝統的な神事行事 すばらしいところは数え切れませんが
やはりそこがこの祭りのいちばん好きなところです

今年もすばらしいお祭りをありがとうございました!
Commented by tora003 at 2018-04-28 21:44 x
キヤンドルランプに写り込んだ千代の表情を捉えた一枚が素晴らしい。
「長浜曳山祭フォトサイト」に投稿すれば金賞ですよ。

Commented at 2018-04-29 10:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dendoroubik at 2018-04-30 09:48
☆toraさん

灯りが点ると妖艶さが一段と増しますね
撮ってるときにランプを通して千代の顔が見えるのに気づき
ランプだけを撮ってみたのですが失敗
ムンクの「叫び」みたいな顔だけが写ってキモチワルかったです(笑)
Commented by dendoroubik at 2018-04-30 11:50
☆鍵コメント様

ありがとうございます
メール 送らせていただきましたので
ご覧くださいませ
by dendoroubik | 2018-04-28 13:42 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(6)