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大立山まつり なもで踊り

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かつて大和で頻繁におこなわれていた雨乞い踊りは近代に入ると多くは廃れてしまいますが
近年、伝統を復活させるところがいくつかあり、生駒郡安堵町の「なもで踊り」もそのひとつ。
飽波神社に残されていた絵馬や歌詞本、衣装、楽器などを手がかりに
安堵町商工会が中心となって1995年、およそ100年ぶりに復活させられたものです。




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さすがに曲だけは、復活の際に「創作」されたもの、と解説にありました。

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「なもで」は漢字で「南無手」。 「南無阿弥陀仏」の転訛(ナムデー)といわれます。

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雨乞いというより、その返礼の踊りで
雨乞いの際には「いさめ踊り」が飽波神社に奉納されていたのだといいます。

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善鬼が現れて大地に雨を降らせると・・・

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ありがたや 安堵の明神 ありがたや 雨は降らしゃる

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鼓を持った「早馬」も加わって「喜び踊り」を踊ります。

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おもしろやの 米が五斗五升

Commented by dima02 at 2018-02-15 11:19
へぇ、100年ぶりの復活ですか。音楽は創作、でも踊りは、、どうなんでしょうかね。
こうしたものを伝え、残すには現代では相当なエネルギーが要ります。現実的な問題で多くものものが消えていくなか、一つでも残って行って欲しいものですね。
Commented by dendoroubik at 2018-02-15 14:36
☆dimaさん

祇園祭の鷺踊りとか四条綾傘の踊りなんかも
近年に「復活」して「作曲」されたりもしたそうですけれど
それでも「さすが伝統」と感じる人が多いですよね
受け継ぐ心意気の問題なのかなあ・・・と

やっぱり経済的な問題と後継者不足がいちばん大きいんでしょうね
by dendoroubik | 2018-02-15 09:11 | ◆大和の祭 | Trackback | Comments(2)