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丹波の紅葉 その3 達身寺

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「その3」としたのは昨年のつづきのつもりです(笑)

昨年まわれなかった丹波の紅葉で有名な寺院5ケ寺
「達身寺」「高山寺」「円通寺」「岩瀧寺」「白毫寺」ヘ出かけました。

ただ、最初に訪ねた「達身寺」(たっしんじ 兵庫県丹波市氷上町清住)は
「紅葉の寺」というよりも「仏師の寺」として知られているかもしれません。
国の重要文化財12躯、兵庫県指定文化財34躯を含む80余躯の仏像を宝物殿に安置。

「丹波の正倉院」と呼ばれるのも頷けます。 圧巻でした。

でも、なぜこれほど膨大な量の仏像が残されているのでしょうか・・・・?




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元禄年間、この村に疫病が流行り占いさせたところ「三宝を犯した仏罰」とされ
村人たちは放置された仏像を集め奉ったためといわれています。
達身寺は僧兵を抱える山岳仏教の大寺院だったとの言い伝えもあり
信長の丹波攻め以降、荒廃した寺々の仏像は祀られることなく放置されていたというのです。

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しかし、これには異論もあります。

郷土史家の船越氏の説によると、達身寺の前身は山岳仏教の大寺院ではなく
多くのお堂を持つ仏師の工房だったのではないかということです。
「丹波仏師」と呼ぶべき人々がいて造仏していたとすれば
安置されている仏像に同名のものや、未完成のものが多いことなどの疑問も解けます。
近年はむしろこちらが定説のようで、観光案内にも「仏師の里」とあります。

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東大寺の古文書のなかに「丹波講師快慶」という記述があるのだそうです。
仏師快慶が丹波の出身であるか、この工房の指導者であったということを意味するのかもしれません。

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収蔵品のなかに兜跋毘沙門天が16躯もあるのは、鎌倉武士からの受注に応えるためだったということでしょうか。


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by dendoroubik | 2017-11-14 09:52 | 兵庫 | Trackback | Comments(0)