2014年 12月 11日
近江のまつりフォーラムin大津

近江八幡の火祭は、八幡まつり、左義長まつり、篠田の花火が参加しています。
5つの祭りが集結してアトラクションを行うイベントが、11月2日、大津を舞台に、はじめて行われました。

こういったイベントを行うことは、以前から話にはあったそうですが、先立つものがなく・・・
資金面の問題は今も解決したわけではないのですが、そこはやはりお祭りを執り行う方々です。
「とりあえずやろうやないか!」・・・の一言で、今回の開催が決定されたそうです。

会場には山王祭の神輿、八幡まつりの太鼓・・・

当日は雨催いのため、左義長は市民会館に展示・・・

ステージでは、大津祭、湯立山のお囃子。
大津祭の曳山は、東海道と、それに平行するふたつの通りびわ湖から逢坂山へ向かう南北の通りを曳行されます。
南北の通りは傾斜がきつく、景気づけのために「流し」という、アップテンポのお囃子を演奏します。
町によって、いくぶんちがったニュアンスで変奏されるのですが、僕はこのお囃子が世界でいちばん好きです。

長浜曳山まつり、来年の当番山、猩々丸のお囃子。

三番叟も演じられていました。

市民会館の展示を覗いてみます。 こちらは、東近江市(旧八日市)の大凧。

大津祭、曳山のミニチュア。

大津祭、見送り幕。 トロイ落城の情景を表したゴブラン織り(重要文化財)

長浜曳山まつりの懸装品などが展示されていました。

屋外メイン会場のテントには、5つの祭りの写真や、関連品などの展示がありました。
これは篠田の花火で使われた杉板です。
祭りの宵宮では、100畳ほどの杉板に、ミョウバンと硫黄で図柄が描かれます。
点火と同時に暴発かと思われるような物凄い花火の爆発があり

平成22年の篠田の花火の図案です。 この祭りをはじめて見たとき、度肝を抜かれました。
2度目に見たときにも、またしても度肝を抜かれました(笑) スゴい祭りです。

当日は朝から曇り空で、時折、大雨に見舞われるあいにくのお天気でした。

日牟禮八幡宮まえのお祭り広場にたいまつが林立するさまは、まるでヤシの木が立ち並ぶように壮観です。
しかし、さすがにこれはそのミニチュアです。

大津祭のくじ取らず、西行桜狸山のお囃子。

さくらの精が桜の古木から現れ、前に進み出て来るからくりも披露されます。

夕刻になると晴れ間も出てきました。 大津祭のマスコット・キャラ「ちま吉くん」の登場です。

ラストのたいまつ点火まで、しばらくまったりとした時間・・・。

大凧まつりの方々が用意した凧で遊ぶ子供たち・・・

夕照の比叡、比良をバックに舞いあがる凧・・・


5つの祭りの関係者が、たいまつを捧げ持ちます。


最後に、篠田の花火名物の「ナイアガラ」に点火されます。


今回のこの催し、資金不足からかPR不足は否めませんでした。
関係者以外の見物人は、数えるほどしかいなかったと思います。
今後、持ち回りで行なわれるそうなので、
次回はもっと観客を集めて盛りあがってほしいなと思います。
それぞれの祭りもすばらしいものばかりですので、ぜひ多くの人に足を運んでほしいです。

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