人気ブログランキング |

清瀧寺徳源院

清瀧寺徳源院_c0196076_7421871.jpg

今年はじっくり紅葉を楽しむ時間がとれなかったので
せめて滋賀県内の未見の名所を見ておこうと、休日1日をかけて数ヶ所をめぐってみました。
中山道柏原宿の西、清滝山の麓、清瀧寺徳源院(天台宗比叡山延暦寺派)。 京極氏の菩提寺です。





清瀧寺徳源院_c0196076_7433077.jpg

宇治川の先陣争いで梶原景季を出し抜いた佐々木高綱を祖とする近江源氏。
その支流、京極氏初代、氏信が、一族の菩提寺として創建したのがこの寺(1283年)。
寺号「清瀧寺」は、氏信の法号からつけられたもので、「せいりゅうじ」と読むのが正しいそうです。
「清滝山(きよたきやま)の麓にあるので、紛らわしいですね。
じっさい「きよたきでら」をたよりに訪れようとした人が辿り着けなかった、ということもあるそうです。

清瀧寺徳源院_c0196076_7441096.jpg

第22代、高豊が寛文12年に寺を復興。 点在していた先祖の墓を、一ヵ所にしたのが現在の「京極家墓所」
国指定の史跡です。中興の祖、高次の墓を中心に構成されています。
高豊は、丸亀藩初代藩主だった父、第21代、高和の院号「徳源院殿徳英道達」から徳源院と改称。

清瀧寺徳源院_c0196076_7445644.jpg

三重塔もこの時に建立されています。

清瀧寺徳源院_c0196076_7453469.jpg

「青龍の庭」と呼ばれる客殿まえの庭園が整備されたのもその頃。

清瀧寺徳源院_c0196076_746391.jpg

滋賀県の寺院、庭園をめぐっていて、よく出会うのが「聖徳太子創建」「小堀遠州作庭」と称される寺や庭です。

清瀧寺徳源院_c0196076_7484217.jpg

それらの多くと同じく、こちらの庭園も遠州作という確証はないそうですが、
客殿から眺める秋の景色は、えもいわれぬ美しさ・・・

清瀧寺徳源院_c0196076_7493416.jpg

さらに季節がすすんだ散り紅葉の頃に、かつて訪れたことのあるらしいカップルが、
「前はもっとキレイだったよね・・・」と言ってました。 そうなのかもしれません。

清瀧寺徳源院_c0196076_7502217.jpg

清滝山そのものを生かしたこの庭園は、枯山水のように見えますが
もともとは山から引いた滝が流れていたのだそうです。
伊勢湾台風の際に、源流の川が決壊してなくなり、現在のような姿になったのだとか。
そう言われればそのようにも思えますが、もとからだと言われれば、そんな風にも思えます。

清瀧寺徳源院_c0196076_7511194.jpg

境内のシダレザクラは樹齢300年。 「道誉桜」と呼ばれています。
もちろん、京極家5代、バサラ大名、道誉の名に因みます。
彼が植え、愛したと言われる桜は枯れ、こちらは2代目になるそうですが、見事な枝振り。

近江源氏本流の六角氏は信長に滅ぼされますが
京極氏は転封しながらも江戸時代を大名家として生き抜き、現在まで続いています。

その菩提寺が、今も季節ごとに輝きを放ち続けていることに、不思議な感慨を覚えずにはいられません。
例年、4月10日頃に見頃を向かえるそうです・・・。

トラックバックURL : https://gejideji.exblog.jp/tb/23155529
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by dendoroubik | 2014-12-03 14:00 | 滋賀 湖北 | Trackback | Comments(0)