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おわら風の盆 2014 その9 浮いたか瓢箪

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いつまでやってるんだ・・・って話ですけど(笑) この回で終わりです。

気づけば、あれからもう1ケ月経ちました。
自宅(滋賀県大津市)にいて、夜ともなると
しきりに鹿の鳴き声が聞こえてくるようになりました(笑)



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初おわらのせんべぇさんと3日間(4日間?)越中八尾おわら風の盆を楽しませていただきました。

通しで見るのは、僕もはじめてです。

はじめての方を案内するのが役割だったかもしれませんが、
いつもその場の雰囲気で行動するものですから、初日も、まず最初にどこへ行くということも決まらず、
なんとなく、奥の東新町へ行こうということになって歩きはじめると
八幡社の境内で下新町の方々が踊っているのが目に入り、そのあと4時からはじまった町流しに密着。

いきなり脱線です(笑)

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いま思い返しても、脱線の連続でした(笑)

ただ、あんまり綿密なスケジュールを立てても、いい出会いがあるとは限らないのがおわらです。
公式行事には、一応スケジュール表がありますが、その通りおこなわれるとは限りませんし
見たいと思っていたものが見られる保証もありません。
見たいとは思っていても、混雑が億劫で敬遠していたものが、スケジュールが狂って(?)
すんなりと見られたり、ということも、逆にあったりしますので、一概には言えませんが・・・
下新町の町流しに、いい感じに出会えたので、これは幸先がいいわ・・・と、また予定を変更して
今度は天満町に引き返したのですが、到着すると、ちょうど最初の町流しが終わるところでした(笑)

c0196076_22524648.jpgままならないのはスケジュールだけではありません。天満町にフラれて、ふたたび東新町へあがっていくと、空からポツポツと雨が落ちはじめ、着くころには、雨脚も本格的になってきました。1週間前の予報では3日間とも晴れマーク。珍しいこともあるもんだと思っていたら、徐々に予報も雨マークにシフトしてゆき、当日の午後からの予報は、降水確率が80%にまでハネあがっていました。昨年も大雨でした。なにかひとつでも見ることができれば僥倖、というくらいの激しい雨でしたが、なぜか八尾の、そしておわらの時間だけ、雨があがることが多く、意外に多くのものを見ることができました。数年前にも、降水確率70%とされているなか、「なんとかなるだろう」と雨のなか強行すると、一晩中晴れて月まで出ていた・・・ということもありました。無根拠な楽観を抱いていたそんな自分でさえ、
今回のこの雨には悲観的にならざるをえませんでした。空を見あげても雲に切れ間はなく、雨雲レーダーの予報図をチェックしても、朝までさらに大きな雨雲に覆われることになっています。明日に気持ちを切り替えようとはするのですが、屋台で雨宿りしていて、遠方から来られた方からはじめて訪れて、しかも今夜しかないと話を聞くと、なんとか見せてあげたい・・・晴れてくれないかな・・・という気持ちが、やっぱり強くなります。午後6時過ぎ、少し雨脚が弱まり、このままあがってくれないかな、とふと西の空を見あげると、雲の切れ間から夕陽が覗いています。しばらくすると雨は完全に止み、一晩中、もう降ることはりませんでした。風鎮めのためにおこなわれるという、風の盆、その天候はやはり摩訶不思議です。

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2日目、3日目もいいお天気で、なによりでした。

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東新町の輪踊り。

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天満町の輪踊り。

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風の盆の天候の不思議さについて書きましたが、ほんとうに不思議で神秘的なのは、この行事自体ですね。

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祭りや伝統行事は、受け継ぐことだけでもたいへんなことだと思うのですが
町じゅうがこぞって、かくも芸の洗練に勤しみ、美の世界を創りあげているのは、稀有なことです。

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この先、何回見ることができるかわかりませんが、日本にこんな美しいことを行う人々がいて
これからも毎年、行われていくのだと考えると、とても勇気づけられるような気さえします。

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やっぱり、生おわら、いいですね!

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聞名寺にて。

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祭り見物が好きですが、祭りの何が好きといって、その祭りが好きな人々を眺めることです。

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どれだけ、地元の方々本気で好きかによって、見る楽しさも決まるんだと思います。
心底楽しんでいる人の姿を見る以上に楽しいことはありません。

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仲間5人で早めの夕食を食べていると、お店のまえで福島町の男踊りがはじまりました。

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花を打たれたお宅の前での踊りを、正面から見る機会なんて、あんまりありませんね。ラッキーでした。
夜に見たものについては、たいていアップしましたので、最終日の明け方のことだけ記しておきます・・・

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東の空がわずかに青みがかってくると、遠くから胡弓の音が聞こえてきました。やがて、町流しが帰ってきます。

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最後の「浮いたか瓢箪」をどこで聞くかも決めていませんでした。

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その頃には、もう精神が充実しきっていて
どこを見なければ・・・という性急な気は消え失せていました。
いつまでもこの雰囲気に身を浸していたいという気持ちに、
どこかで最後の句読点をつけてもらうだけでよかったのです。

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東町の最後の町流しをボンヤリ眺めたあと、なんとなく向かったのは鏡町のおたや階段下。
あとから聞くと、せんべぇさんも鏡町、階段から眺めていたそうです。

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おたや階段下での「浮いたか瓢箪」ジーンときます。

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そのあと、申し合わせていたわけではありませんが
toraさんがいるだろう天満町へ行くと、ここも浮いたか瓢箪を唄っているところでした。
今年で踊り手を卒業する青年の挨拶なんかがあったりして、とてもしんみりとした気分になってしまいます・・・

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越中八尾駅のホーム、福島支部の青年たち。

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雨でおわらを見ることができなかった観光客を慰めるためにはじめられたという見送りおわら。

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いつ見ても心温まる光景です。


こんな風におわらを堪能させていただいた3日間。
ひと晩じゅう、坂の上り下りをするのもたいへんで
おそらく800メートル級の山へ登るくらいの体力を消耗したような気がします(笑)
でも、終わった瞬間から思うのは、いつかのTVのインタビューの女の子のように・・・


「早く来年のおわらにならないかな・・・」

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Commented by nararanran at 2014-10-02 10:41
はい、私まで来年のおわらにゆきたくなりました♪

Commented by shinrajuku at 2014-10-02 14:50
いつまでもやってて欲しいんですが・・・(笑)
終わってしまうんですね。

絶対次は「浮いたか瓢箪」聞くまで帰りません!!
Commented by きりまゆ at 2014-10-02 16:48 x
風の盆当日は、他支部の様子を伺えない身の上の私(笑)も
楽しく閲覧させていただきました。有難うございました。
ブログでも、締められちゃうのは寂しいですねぇ。

あ、そうだ。「その0」でのコメントを訂正致します。
一緒に挨拶してくださったのは、同じ会社の方だったと、
思い出しました。申し訳ございません。
toraさんとせんべぇさんが、一緒に挨拶してくださったの
でした。大変失礼致しました。

それでは、本当にお疲れサマでした。
またのお越しを、心からお待ちしております。

最後にゴメンなさい。8枚目は上新町ですよ~ぅ。ふふ。
Commented by dendoroubik at 2014-10-02 17:19
☆らんさん

そう思われたなら善は急げです!
60秒以内に宿の予約の電話を!(笑)

・・・というか金沢からなら宿泊不要ですね^-^

ぜひぜひ来年のおわらをともに味わいましょう!
Commented by dendoroubik at 2014-10-02 17:22
☆shinrajukuさん

浮いたか瓢箪を聞くまで帰らない
・・・って 聞いたら帰りたくなくなりますよ、きっと(笑)

来年はぜひぜおわらの空き時間に
「風の盆」を酌み交わしてやってください!
(また 酒の話でスミマセン^-^;)

楽しみです~♪
Commented by dendoroubik at 2014-10-02 17:30
☆きりまゆさん

こんなにすばらしい行事のあるところに
しかもエリートとしてお生まれになられても
観客として楽しむことはできないのですね~^-^

あの同僚はブログはやってませんが
能登の祭りで地元の方々といしょにホートーを担いだり
燈篭山を曳いたりする筋金入りの祭りバカです(笑)

今年のおわらもホントにすばらしくて
観衆はみんな八尾の方々に感謝感謝です!

ありがとうございました!

あ! 上新町でした 恥かしい~^-^;
Commented by senbei551 at 2014-10-03 03:10
終幕お疲れさまでした!
今回は連れて行っていただきありがとうございました!あれから一カ月ですか…旧踊りは覚えました(笑)
Commented by dendoroubik at 2014-10-03 08:39
☆せんべぇさん

お疲れさまです~♪
何? 旧踊りを!
じゃあ今度 勝山で3人で合わせましょう♪ヽ(´▽`)/

10月もまた祭りがてんこ盛りですね《*≧∀≦》
by dendoroubik | 2014-10-02 09:10 | ◇おわら風の盆 | Trackback | Comments(8)