2012年 09月 11日
おわら風の盆 2012 その4
やめようかとも思いましたが、まずい写真をupするのは今に始まったことでもなく・・・^-^;

おわら風の盆の魅力ひとつは、踊りの舞台となる街並みのすばらしさ。
八尾は、富山平野の南西部、平野から飛騨の山脈へとつづく街道筋にあります。
飛騨往還の中継地というロケーションから、旅籠や酒蔵
遊郭までもがたち並ぶ交易市場町、宿場町として栄えます。
のちに養蚕・和紙などの商いでも大いに繁栄したという面影は
いまも風情のある街並みに色濃く残されており
また「おわら」の伝統とともにこの街並みを保存しようという町衆の気概も感じられます。
5月におこなわれる豪華絢爛な八尾曳山まつりなども、往時を忍ばせてくれます。
「日本の道百撰」にも選ばれている諏訪町通りは、深夜になっても観光客が引きも切りませんし
鏡町の舞台となるこの「おたや階段」こと新建坂(しんだちのさか)下も
近づくのがためらわれるくらいの盛況ぶりです。


おたや地蔵さんこの坂下は 今宵なつかし オワラ 月あかり (野口 雨情)



白地に風の雲取り紋様が青色で染められた女性の揃いの浴衣は
他の支部とちがってどこか大人っぽく粋な雰囲気を漂わせています。
昭和のはじめ「八尾の四季」に日舞の要素を取り入れた「女踊り」の振りがつけられたとき
踊っていたのは花街だった鏡町の芸者衆だったといいます。
たしかに、あんな艶っぽい踊りを素人の娘さんが踊っていたとは思えませんね。






男女混合の踊りも、この支部の見ものにひとつ・・・


「おたや階段」の周辺までは行くのですが、何時もながら此処は敷居が高いです。
それにしても一日だけの撮影行でこれだけ広範囲に行動されるとは・・・
その気力と体力に脱帽です。
鏡町では開演の20分ほどまえに着いたにすぎないのです
二段の脚立を使用しました^-^
おたや階段の対面は民家ですので 後ろの方の邪魔にならずに上から撮影できるわけです
他に何の取り柄もありませんが 体力と足の速さにはいささか自信があります
丈夫な身体に生んでくれた亡き両親には感謝しています^-^
それにしても カメラの設定ミスが悔やまれます(涙)