2012年 08月 17日
石崎奉燈祭 その2
話は前後しましたが、
和倉温泉に到着したのは8月3日の夕方。
ホテルで荷をほどき、駅前でおこなわれる
「西三区奉燈前夜祭」を見物。
翌4日は午後5時まで奉燈祭をみて帰宅しました。
「西三区奉燈前夜祭」は
能登和倉駅まえでおこなわれていました。
能登和倉駅はJR七尾線の終点駅。
この駅から発着するJRの特急列車と、
七尾駅を起点とするのと鉄道の普通列車が
乗り入れる供用区間でもあります。
駅自体はJR西日本が管理しているそうです。
駅まえに西三区の大小ふたつのホートーが据えられています。
子供たちの担ぐかわいいホートーが出発します。
堂前でおこなわれる「少年部奉燈前夜祭」へ向かうのでしょうか・・・
大文字は「慶雲飛」・・・慶雲が飛ぶ・・・
西三区は以前は海だったという新しい町で、
このホートーは昭和60年に
石崎町から譲り受けたものなのだそうです。
小ホートーの方は本祭にも参加するみたいですが、
大ホートーは現在のところ、前夜祭で駅前を渡御するのみ・・・
しかし、盛りあがりは充分でした。
いつか、本祭に参加するのが楽しみですね。
前夜祭を見終わったあと、
石崎の町を散策してみました。
町によってイメージカラーが決められており、
軒に渡された提灯もその色で統一されています。
ホートーの大文字や武者絵などはまだ取りつけられていません。
(翌朝、取りつけられていました。)
祭りの前夜とも思えぬ静けさでした・・・
せっかく和倉温泉に行きながら、
温泉に浸かることもなく、おいしい魚を食べるでもなく
1泊4,200円のビジネスホテルで爆睡した翌日、
いよいよ石崎奉燈祭を見物。
6基のホートーは各町から東一区、
西一区にそれぞれ3基ずつ集まり、
その後、全基が堂前へ集まります。
15時過ぎのこのシーンガが、まずこの祭りの見所のひとつです。
向かって右から、西一区。
「襲銀鱗」・・・銀鱗(魚)を襲う。
網にかかった魚が銀の鱗をきらきら輝かせながら
勢いよく舞うさま・・・大漁を意味するそうです。
西二区。「満祥雲」・・・祥雲が満ちる。
夜空が明るすぎると魚が逃げてしまうので
雲が月を隠すことで大漁を予感させる前兆。
東四区。「智仁勇」・・・史記に記された3つの徳。
東三区。「志欲静」・・・志静ならんと欲す。
荒ぶることなく静かに志を遂げるよう願うこと。
東二区。もらったリーフレットには「満年楽」・・・とありましたが、
金色のこの文字は「福無極」でしょうか?
6基の揃い踏み。
入場する際にくす玉が割れたりして、盛りあがります。
大文字の裏側には武者絵や浦島太郎、
恵比寿さんなどが描かれています。
神事がおこなわれます。
休憩ののち、ここから夜にかけてが
この祭りの最大の見所になります。
が・・・残念ながら、翌日仕事のため、ここで退散です。
登山のあとということもあり、相当に疲れていました^-^
なので泣く泣く引き揚げたのですが、
このあとすんなり帰宅せずにまた寄り道をしてしまいました^-^
それはまた次回・・・
やっと石崎奉燈祭に登場ですね。
私は、8/4の夜堂前で10年ぶりに感動しておりました。
能登半島でキリコ、奉燈数あれど統制のとれた担ぎと掛け声で石崎が一番好きです。
相変わらずの作戦行動範囲・・脱帽です。
またのお越しをお待ちしております。
はじめまして!
おっしゃる通り あの統率力と掛け声は魅力的ですね!
ひと目みたときからすっかり魅了されてしまいました
堂前の乱舞も見モノですが 西一区 東一区を往復する際に狭い通りの軒を掠めて巡行する姿も風情がありますね
祇園祭で山鉾が新町通りを巡行する姿を思い起こしました
今度は夜の奉灯を見にお伺いします
こちら(ブログ)にも またお気軽にお立ち寄りくださいませ^-^
コメントいただきまして ありがとうございます!