2012年 04月 01日
美濃 うだつの上がる町並み3
「うだつ」
江戸中期以降 防火壁としての本来の機能よりも
装飾的な意匠を凝らすことに重点がおかれ、
経済力を誇示するために競ってあげられるようになった
・・・ともいわれます。
たしかに、切妻屋根の隣家との境に
高々と上げられたうだつや、
ゆるやかに長くのびる装飾的なうだつを眺めていると、
美術品のような感興が湧いてこないでもありません・・・
このうだつ飾りの鬼瓦には扇のマークが入っていますが、
これは江戸時代に「扇屋」という屋号の酒屋
だったことを表しているといわれます。
防火や装飾という役割以外にも、
看板のような役割を担っていたのでしょうか。
それでも、やはり町屋が隣り合い
連続して建てられている日本家屋だけあって、
もっとも恐れられていたものが「火事」
だったことをまざまざと思い起こさせるものも、
いくつか目にすることができます・・・
たとえばこのお札や・・・
小屋根に据えられた厨子・・・
祀られているのは秋葉さまということです。
火除け、火伏せのご利益があるという神様ですね。
山田家住宅の玄関には珍しい陶器製の防火水槽がありました。
この町家は、もともと江戸時代に建てられた町医者の家で、
現在は改装してギャラリーとして活用されています。
他の町家とはちがい 塀と門構えがあり、
母屋がセットバックして建てられています。
古民家を改修した蕎麦屋「まる伍」さんで一服。
十割のせいろ。
2時間ほどの、とても充実した時間・・・
美濃の町には夕方着いて、重要伝統的建造物群保存地区の中にあるウダツのあがる宿に宿泊。翌日も町並見物もそこそこに美濃の町を去りましたので、dendoroubik さんのところで丁寧に見せて頂きました。落ち着きのある町でした。
やっと、少し「多忙」から解放されたので早速おでかけ。。
今回は武生の町を歩いた後、福井鉄道・えちぜん鉄道に乗って来ました。
武生の町もよかったです。
この連休 dendoroubik さんはどこへ行かれるのかなぁ?
また綺麗な写真をお待ちしています。
武生に行かれたんですね!
いつか行こうと思いながら まだ行けていない土地のひとつです
北陸道をいつも通過するだけで…
GWもほとんど仕事なのですが(>_<)休みの日には滋賀の祭りを見物する予定です^O^
時間的に余裕ができたとの由 これからもどんどんUpお願いします