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比叡山 延暦寺 根本中堂

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根本中堂

「ねがはくは 妙法如來 正遍知 大師のみ旨 成らしめたまへ」宮沢賢治

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ちょっとラジカルな純正日蓮主義者だった25歳の賢治は、
浄土真宗の篤信家の父に連れられて、
比叡山延暦寺を訪れます。 

親鸞も日蓮も、もとはといえば延暦寺で修行をした身・・・
そのルーツを訪ねれば、
息子の熱もいくらか冷めるという思惑があったのでしょうか・・・

比叡山を訪れて、賢治の心のなかに
どんな化学反応が起こったのかはわかりません。 

正直、この歌の意味が僕にはよく理解できません。

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数年後『春と修羅』の第二集に
こんな詩を書いています。 「一四五 比叡 (幻聴)」

  黒い麻のころもを着た
  六人のたくましい僧たちと
  わたくしは山の平に立ってゐる
     それは比叡で
     みんなの顔は熱してゐる
  雲もけはしくせまってくるし
  湖水も青く湛へてゐる
     (うぬぼれ うんきのないやつは)
  ひとりが所在なささうにどなる

どなられてたのは きっと・・・賢治?

そして黒い麻の衣を着てどなっている僧はお父さん?
Commented by りんごの里から at 2011-11-18 21:30 x
こんばんは。
延暦寺 懐かしく見ています。
たくさん文学碑があったのは覚えていましたが… 
賢治の句碑があるのは、父の思いさすがですね。
dendoroubikさん の解説いつも嬉しく勉強になります。でもいくつ覚えられるかな??

Commented by dendoroubik at 2011-11-18 22:11
☆りんごの里からさん

いいかげんな解説なので 決して信用なさらないで下さいね^_^;
(覚えていただく必要もないと思います>_<)

宮沢賢治は若いときから読んでましたが…よく理解できません…
言葉が謎のように心につっかえていて ある日
「あ! そういうことか!」
と わかった気になるものの 気づけば謎が深まっているだけ…

でも まちがいなくお父さんは偉いですね!
by dendoroubik | 2011-11-16 21:09 | 滋賀 大津 | Trackback | Comments(2)