2011年 03月 30日
京都 随心院のはねず踊り その3
つづいて「いちひめ雅楽会」(市比賣神社・飛騨富久宮司主催)による雅楽。
「蘭陵王」
天平時代、師とともに来日した
ベトナム(林邑)の僧・仏哲がもたらしたものといわれる一人舞。
蘭陵王は名将といわれながら非常な美男子で、
敵に侮られたり、自軍の兵士が見蕩れて
士気があがらないのを恐れて、
獰猛な仮面をかぶって出陣した
・・・という伝説に因んだ勇壮な走り舞です。
「楯の会」での戦闘訓練合宿を描いた
三島由紀夫の晩年の短編に『蘭陵王』というのがありましたね。
つづいて、その答舞、納曽利。
紺青色の龍頭をつけた二人舞。
二頭の龍の絡み合いを表しているそうですが、
どうもチャンバラの立会いに見えて仕方ありませんでした・・・
古代中国の美男子・蘭陵王と
現代日本の美女・ミス小野小町・土井由賀さんのツーショット(笑)