2010年 06月 09日
能登11 キリコ会館
行きたいと思いながらまだ行ったことのない祭に、
能登のキリコ祭があります。
輪島の朝市通りから車で10分足らずの海岸沿いに
「キリコ会館」があり、20数本のキリコが展示されています。
キリコ・・・とは、神輿がお旅所に無事に着くよう、
前後を照らす灯り、行灯のこと。
「切子燈篭」・・・ところによっては「ホートー(奉灯)」
あるいは「オアカシ(御明かし)」とも。
はじめは笹に神灯をつけた軽便なものが、
徐々に立派になり、江戸時代中期以降は
高さ10mを越え、漆・金箔・彫刻の豪華さを
競うものになっていったといいます。
現代は電線に抵触しないよう、
5m前後のものが主流といいます。
もっとも大きなキリコで、
高さ15m、重さ2tもあるそうです。
「福聚海」
大本山総持寺祖院・鷲見透玄師の書とあります。
書のことはよくわかりませんが、
この自由な感じがとても好きです。
2階には「能登の奇祭」を
マネキンで再現したコーナーや、
マンガ家の平野勲さんが「北国新聞」に連載された
「能登のまつり絵」の原画、
輪島出身の輪島関の関連グッズなんかが展示されています。
写真は2月に輪島市久手川町で行われる
「もっそう祭」の再現です。
白い飯を山盛りにして食べるという奇祭です。
米を口にできなかった農民が、
こっそり白米を腹いっぱい食べた
・・・というのが祭の起源とあります・・・
マネキンのポージングがあんまりですが、
笑うに笑えない祭です。
建物の外からお囃子が流れ、
祭好きにはもう建物に足を踏み入れるまえから昂奮状態です^^
平日のためか、なかに誰もいなくても・・・
7月の第一金曜の「宇出津あばれ祭り」から
9月16日の「柳田大祭」まで、19のキリコ祭があります。
必ずひとつは見に行きます。
一瞬、どれだけの『奇祭』かと思いました
ご飯を、山盛り食べて満腹でひっくり返っているということですね。
キリコ会館、懐かしいです
「輪島塗」とても良いですが・・・・値段が高くて手が出ない
そんな記憶の輪島です~笑
神社本庁の調べによると 日本には三十万以上の祭があるそうですね
一生かかっても見尽くすことはできないですね^^;
(滋賀の祭でさえ すべて見ることができないな・・・と 最近 絶望的な気分です^^)
「奇祭でない祭なんかない!」
というのが 自分の意見です
明日から砺波では 夜高祭・・・行きたいのですが 体力の限界と金欠のため 泣く泣くあきらめました^^