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能登11 キリコ会館

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行きたいと思いながらまだ行ったことのない祭に、
能登のキリコ祭があります。
輪島の朝市通りから車で10分足らずの海岸沿いに
「キリコ会館」があり、20数本のキリコが展示されています。





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キリコ・・・とは、神輿がお旅所に無事に着くよう、
前後を照らす灯り、行灯のこと。
「切子燈篭」・・・ところによっては「ホートー(奉灯)」
あるいは「オアカシ(御明かし)」とも。

はじめは笹に神灯をつけた軽便なものが、
徐々に立派になり、江戸時代中期以降は
高さ10mを越え、漆・金箔・彫刻の豪華さを
競うものになっていったといいます。

現代は電線に抵触しないよう、
5m前後のものが主流といいます。

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もっとも大きなキリコで、
高さ15m、重さ2tもあるそうです。

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「福聚海」

大本山総持寺祖院・鷲見透玄師の書とあります。
書のことはよくわかりませんが、
この自由な感じがとても好きです。

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2階には「能登の奇祭」を
マネキンで再現したコーナーや、
マンガ家の平野勲さんが「北国新聞」に連載された
「能登のまつり絵」の原画、
輪島出身の輪島関の関連グッズなんかが展示されています。

写真は2月に輪島市久手川町で行われる
「もっそう祭」の再現です。

白い飯を山盛りにして食べるという奇祭です。

米を口にできなかった農民が、
こっそり白米を腹いっぱい食べた
・・・というのが祭の起源とあります・・・

マネキンのポージングがあんまりですが、
笑うに笑えない祭です。

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建物の外からお囃子が流れ、
祭好きにはもう建物に足を踏み入れるまえから昂奮状態です^^

平日のためか、なかに誰もいなくても・・・

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7月の第一金曜の「宇出津あばれ祭り」から
9月16日の「柳田大祭」まで、19のキリコ祭があります。

必ずひとつは見に行きます。
Commented by goodroads at 2010-06-10 20:34
マネキンのポージングから・・・・
一瞬、どれだけの『奇祭』かと思いました
ご飯を、山盛り食べて満腹でひっくり返っているということですね。

キリコ会館、懐かしいです
「輪島塗」とても良いですが・・・・値段が高くて手が出ない
そんな記憶の輪島です~笑
Commented by dendoroubik at 2010-06-10 23:20
☆Tomさん

神社本庁の調べによると 日本には三十万以上の祭があるそうですね
一生かかっても見尽くすことはできないですね^^;
(滋賀の祭でさえ すべて見ることができないな・・・と 最近 絶望的な気分です^^)
「奇祭でない祭なんかない!」
というのが 自分の意見です

明日から砺波では 夜高祭・・・行きたいのですが 体力の限界と金欠のため 泣く泣くあきらめました^^
by dendoroubik | 2010-06-09 22:53 | ◆能登の祭 | Trackback | Comments(2)