2009年 10月 13日
米原曳山祭 登り山
子供歌舞伎を終え、宵宮の夜、翌日の本楽のために
曳山は湯谷神社への急坂を登っていきます・・・
JRの西側での子供歌舞伎の舞台を終え、
曳山は宵闇の迫るころ、高架橋を越えて、旧市街へ戻ってきます。
米原市の米原地区は、今も宿場町の面影を残す町並がつづきます。
伊吹山と鈴鹿山脈がちょうど途切れるあたりに位置し、
美濃へ抜ける中山道の道筋にあります。
北陸へ抜ける北国街道との分岐点にもあたり、
交通の要衝として栄えた町ですが、
今はなんということもない田舎町です。
ただ、さすがに東海道新幹線の駅があり、
名神と北陸自動車道の分岐点にもなっているのは、
地の利のしからしむところですね。
往時の気概を残す祭・・・それに、未だに営業をつづける旅館もありと、
宿場町ならではの情景が色濃く残ります。
そんな町並みへ、高架橋を越え、
国道8号線を横切って、曳山が還ってきます。
古い町並みを、曳山が登っていきます。
ヨイサー ヨイサー
虫篭窓には提灯が似合います。
湯谷神社へ至る坂の手前で一休みします。
午後9時、曳山が坂道を駆け上がります。
(ここから神社の鳥居前まで駆け上がる曳山が、
なんとも美しいのですが・・・暗い上に、
カメラ技術が覚束なく・・・まともな写真が撮れませんでした・・・^^;)
鳥居前へ到着。
本殿までの急坂をさらに駆け登ります。
地元の方以外、カメラマンが数名・・・観光客の少ない、静かでいい曳山です。
神前へ到着。
幅寄せされて本日は終了・・・
上の写真は、去年の米原曳山祭で撮ったものです。
富山・金沢出張からの帰り、
開通したての東海北陸道を通って、米原へ立ち寄りました。
そこで、米原生まれ米原育ちの知人のKさんにバッタリ遭遇。
この「登り山」は、Kさんから教えてもらいました。
このときも、登り山の美しさをさんざん聞かされ・・・
しかし、大津祭の宵宮へ行くつもりをしていたので、
夕方の曳き回しを少し見て帰りました。
そのKさんは、この春、急逝・・・
最後に一緒に呑んだのは、新橋の居酒屋・・・
そのときも登り山の話ばかりを聞かされました・・・
Kさん・・・
ほんとに登り山、キレイですね。
でも、もっと話を聞きたかった・・・
大津祭と同じ日で重なっているんですよね。だから見たことがありません。
どうしても地元の祭りを見たいし^^
コメントありがとうございました。またニアミスしてたようですね(^^;)
三連休良い天気で祭日和になりました。
米原の祭も 凝っていますね~夜の撮影でもきっちり撮影されていて
見ごたえがあります。動く瞬間の様子が伝わってきますよ。
まだ大津祭りを続けますので 良ければご覧くださいね^^
滋賀生まれでも大津育ちでもないんですが・・・大津祭にはとりわけ 僕も愛着があります。
おおからなユーモア・・みたいなものが感じられて なんともいえず好きですねぇ・・・biwahamaさんの(以前の写真も含めて) 大津の人々がいっぱい写ってる写真も好きです
宵宮にも行きたかんたんですが 本文にも書いた理由で 米原の祭もぜひ一度見てみたかったのです・・・幻想的で とてもすばらしい曳山でした!
大津祭のことを・・・京都の祇園祭のミニチュア版・・・みたいなことを言われる方がおられますが (確かに 曳山を整える過程で そっくりパクってるところはあるんでしょうが・・・)見た印象も・・・もちろん祭の段取りや来歴は まったく違うものですね
そういう比較によってしか見られない人には・・・この米原も長浜の二番煎じ・・・に見えるんやろうな・・・と思いながら このお祭に深い感銘を受けてました・・・