2009年 04月 27日
東京 江戸深川資料館
時代小説の、とくに下町ものの定番といえば、深川です。
浅草みたいに、古くから人々が住み着いた土地に対して、
深川は埋立地で、比較的新しい入植地なんですね。
江東区白河の、ややわかりにくい場所に建つこの資料館は、
そんな下町の建築方法を可能な限り再現する
・・・というユニークな発想でできています。
華やかなものは、何もありません。
便所とか井戸端、へっついのある土間とか・・・
その再現の情熱がどこからきているのか、
特に関西人には理解に苦しむところがあります。
向かって右側は便所・・・
船宿「相模屋」。
中の展示も生活感が溢れています。
ひとつだけ残念なのは・・・
ドブ川とか夕飯を炊く「匂い」が再現されてないことでしょうか?
隅田川沿の佐賀町がモデルといいます。
更に東京湾へ向かって埋立地がつづき、
天王洲、高浜運河まで来ると・・・
資料館以上にミニチュアっぽくて、
まるでリアリティが感じられません。
バルタサール どこへ行く?