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新湊

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新湊では、午後にも2度目のセリが行われます。

冬場には、脂の乗った寒ブリや、ズワイガニ、
春期のホタルイカ、シロエビ・・・

富山湾の魚種と漁獲量の多さ、おいしさはつとに有名です。

この富山湾の豊かさは、
日本アルプスが海岸まで迫り、
急峻な地形が、そのまま海底に陥没し、
駿河湾と並ぶ深い魚場を形成していること、
能登半島を巡って流れ込んでくる対馬海流に乗った
暖流系の回遊魚が多い一方、
大陸棚がとぼしく水深の深い深海に寒流系の魚が多いこと、
また、海岸の目の前まで3,000mクラスの峰峰が迫り、
急流がいくつも湾内に流入して
汽水域 をかたちづくっていることによるといいます。




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大型練習帆船「海王丸」は昭和5年進水。
平成2年4富山に回航以来
「海王丸パーク」に繋留されています。

歌舞伎の『勧進帳』の元になったともいわれる
「如意の渡」には橋が建設中でした。

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如意の渡と建設中の新湊大橋。

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高純度アルミ製の新湊弁財天(本体部分の高さ9.2メートル)は、
昭和61年(1986年)8月に建立。

三協立山アルミの工場の前に建っています。

  「日本一のアルミ製弁財天像」

とどこかで読みましたが、寡聞にして、
他にアルミ製の弁財天…に限らず仏像も見たことがありません。

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富山の川のほとんどは南から北に流れていますが、
内川は珍しく東から西に流れています。

その内川を海王丸パークから出発し、
独特な意匠を施した11の橋を巡り、
いったん富山湾に出て戻ってくる
「内川遊覧船」が運行しています。

運賃は確か1,000円くらいだったと思いますが、
乗客が私ひとりしかおらず、
ガソリン代も出ないんやないかな・・・とか、
妙に心苦しかった記憶があります。

乗船の意思を告げた後、ハンドマイクで誰もいない港へ
「まもなく出向します」と連呼されるのが、
とても痛かったです。正直。

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ホタルイカ観光船は滑川が有名ですが、
新湊からも出航しています。
ただ、ホタルイカの青い発光を
ほとんど見ることはできませんでした。

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早朝の漁港。

物憂さと活気のないまぜになった男の空気・・・

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海のない京都に生まれ、
琵琶湖の畔に住む人間に、異国の船はいつも憧れです。
by dendoroubik | 2009-01-25 12:26 | 富山 呉西 | Trackback | Comments(0)