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車中2泊

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5月2日、仕事が終わってから車で富山県南砺市へ。
「福野夜高祭」の名物「引き合い」に間に合いました。

7つの町が2日間にわたって大行燈を曳きまわし
最終日の深夜「上り」と「下り」にわかれてすれ違う際
2基がお互いに破壊し合うというもの。
今年の開始は午後11時45分からでした。

世に「ケンカ祭り」と呼ばれる祭りは数あれど
これほどあからさまな「ケンカ」は珍しいのではないでしょうか。

「ふだんは仲のいいもん同士もやり合うんですよ」

隣りで見ていた男性に教えてもらいました。
あまりの面白さに眠気も吹き飛び
日が改まって午前2時40分からおこなわれた
「シャンシャンの儀」という手打ち式まで見てしまいました。

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翌日の午前10時、引き合いがおこなわれていたのと同じ通りに
4輛の曳?が曳き揃えられました。

夜高行燈は福野神明社の春季例祭の宵宮にあたり
曳?行事のおこなわれる3日が本祭になります。
いわばこちらが本番になるわけですが、意外にあっさりしたもので
20分ほどかけて神社まえまで曳行されて揃えられた後に神事があり
お昼まえには早くも曳きわかれとなります。

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次に向かったのはお隣の砺波市。

「出町子供歌舞伎曳山まつり」は前月末に終わっていますが
砺波市文化会館で狂言の特別公演がありこれを見るためです。
おりしも「チューリップフェア」の開催中で周辺道路は渋滞。
公園内にある会館からいちばん遠い駐車場にしか停められず
入場料を払いながらゆっくりとチューリップを鑑賞することもなく
急ぎ足で駆け抜けてなんとか開演の午後2時に間に合いました。
チューリップは見られませんでしたけれど、前説に登場した
プリンセスチューリップ」さんは拝むことができました(笑)

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次に向かったのは越中八尾の曳山まつり。
10年ほどまえに昼間の曳行は見ましたが、提灯山ははじめてです。

夜は観客は少なくなるのだろうと思い込んでいると
八幡社で折り返して鳥居前まで一気に曳きあげる角回しや
聞名寺で曳きわかれて今町のカーブを左折する角回しなど
見どころでは身動きもできないような混雑もありました。
やはり幻想的で美しいシーンはよく知られているものなのですね・・・

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翌日は岐阜県「垂井曳山まつり」

本楽は前日で4日は後宴となりますが
三輛の曳?が正午まえより夜まで5、6度ずつ狂言をおこないます。

  西町・
攀鱗閣『源平布引滝 実盛物語』

合間に曳山のうえで、観光客向けに子供役者の撮影会なんかもあり
本楽とはまたちがった大らかで楽しい雰囲気に溢れていました。

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  中町・紫雲閣『傾城阿波の鳴門 どんどろ大師』

市川団四郎師匠の振付で小松長浜で見ていますが
今回は実姉の岩井小紫師匠の監修。(振付は弟子の岩井小紫八さん)
この4年でのべ7度ほど見たことになり、ブログにも書いていますので
浄瑠璃の3割くらいは太夫さんに先んじて暗誦することができました(笑)

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  東町・鳳凰山『一条大蔵譚 奥殿』

来週には「小松お旅まつり」がはじまります・・・

by dendoroubik | 2017-05-05 20:30 | ◆祭り | Trackback | Comments(8)

壺坂霊験記

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3年まえにはじめて見た富山県砺波市の「出町子供歌舞伎曳山まつり」。

出町には芝居をおこなえる舞台を備えた曳山が3基あり
毎年4月の末に1基ずつ輪番で子供歌舞伎を執行します。

その年の当番山は西町。
子供歌舞伎振付の大御所、市川団四郎師匠が
はじめて出町で指導された年でもありました。

そして今年、当番山の西町の振付はふたたび団四郎師匠。
しかも外題は長浜、米原、小松で大当たりをとった『壺坂霊験記』
これは見に行くしかないところですが、当日はあいにくの仕事。
5月3日には砺波市文化会館や出町子供歌舞伎曳山会館で
「特別公演」がおこなわれるということで
福野夜高と曳山まつり見たあと、いそいそと出かけてゆきました。

祭礼のときに曳山のうえで見るに如くはありませんが
ラストには浄瑠璃の盛んな砺波ならではの大合奏がステージであったり
とても楽しいひとときを過ごせました・・・

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2013年 長浜曳山まつり(萬歳楼)

お里ちゃんの可愛さは衝撃的でした(笑)

長浜曳山博物館のHPには昭和25年以降の外題が載っていますが
『壷坂霊験記』は見当たらず、珍しい外題だったのだと思います。
これを見た小松お旅まつり、京町の方々が感銘を受け
2年後には同じ団四郎師匠の振付で上演されることになるのですが
聞くところによると、小松ではかつて人気の演目ながら
最近はあまり取りあげられなくなった芸題だったのだそうです。

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2014年 米原曳山まつり(松翁山)

米原も3つのヤマが毎年輪番で子供歌舞伎が上演されますが
松翁山が「自主参加」というかたちで連続出場していることがありました。

お里ちゃんを演じている男の子は1年生のときに三番叟
3年生のときに『碁盤太平記 山科閑居』の大石主税
4年生のときに『義経千本桜 河連法眼館の場』の佐藤忠信
5年生のときに『神霊矢口の渡』のお舟ちゃんを演じていました。

とても達者な男の子で、これが見納めがと寂しかったおぼえがあります。

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2015年 小松お旅まつり(京町)

小松では役者全員が女の子で新鮮な魅力がありました。

掛け取りのひとり「大家さん」が「大家の女将さん」に変更され
善六さんとともにギャグを連発するのですが、この子が妙に色っぽかった(笑)
沢市/鴈九郎の一人二役を演じていたのは人前で話すのも苦手というシャイな美少女で
一生懸命にやさぐれた遊び人を演じている姿に胸を打たれました。
お里ちゃんも可愛く、往年の山田五十鈴を思わせる名演技でした・・・

by dendoroubik | 2017-05-04 19:15 | ◆越中の祭 呉西 | Trackback | Comments(4)

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3年まえの「春日山」の外題は『太刀盗人』。

松羽目物と呼ばれる舞踊劇で、洒脱でとてもおもしろかった印象があります。
今回の『紅葉狩』はメジャーな演目で、能を原作にした同じ松羽目物の舞踏劇。

やはりこれもドラマティックでわかりやすく、とてもおもしろかったです。


つづきはこちらから
by dendoroubik | 2017-04-26 14:00 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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国境をはさんで激しく敵対する甲斐の信玄と越後の謙信。

両家ともに、将軍・足利義晴暗殺の嫌疑をかけられ
三回忌まで休戦し真犯人を探し出せなかったら
子供の首を差し出す・・・と将軍家に約束します。


つづきはこちらから
by dendoroubik | 2017-04-22 17:27 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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有名な芝居ですけれど、前段の人間関係が複雑なので
知らなければ見ていてもワケがわからないかもしれません。

パンフレットに書かれた「あらすじ」とも舞台はかなり違っています。

泣かせたり笑わせたりする芝居なら観客の反応を伺いつつ
どうやったらウケるかと手さぐりもできるでしょうけれど
大人でも勘どころの掴みにくいこんな難しい演目を
見事に演じ切ってしまう子ども役者にまず瞠目させられます。

そして長浜曳山まつりの奥深さも感じます・・・



つづきはこちらかまで
by dendoroubik | 2017-04-21 22:16 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(4)

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主人公の福江五郎を演じた少年の涼し気な目元に見覚えがあるのに
どうしても思い出せずにモヤモヤしながら見てたのですが
途中でふと思い出しました! 思い出せなかったのも無理ありません。

なぜなら・・・


つづきはこちらから
by dendoroubik | 2017-04-20 23:55 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(8)

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長濱八幡宮から一八屋の辻まで子ども役者たちが舞台の姿のままで
若衆に付き添われ歩いてゆく・・・とても美しい名物行事です。


つづきはこちらから
by dendoroubik | 2017-04-14 23:05 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)

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4月13日、長浜八幡宮で「籤取り式」がおこなわれ執行の順が決まりました。
壱番山は「諫皷山」弐番山「 春日山」参番山「 月宮殿」四番山「 青海山」

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当番山の4基が曳き出されそれまで稽古場でしか演じられなかった子供狂言を
はじめて曳山上で本衣装と化粧で演じる「十三日番」がでおこなわれました。

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【壱番山】諫鼓山(御堂前組)『花祭長浜城』

3年まえの当番で諌鼓山は
長浜子供歌舞伎史上初となる新作歌舞伎を上演しました。
原案はなんと松竹新喜劇の名作『祭提灯』!
藤山寛美が演じた丁稚は女の子に置き換えられていましたが
話し方の微妙なニュアンスが寛美さんそっくりで抱腹絶倒でした。

今回も同じ水口一夫氏振付の新作歌舞伎。
原案はモーツアルトのオペラ『フィガロの結婚』!

すでに2014年に片岡愛之助主演のシスティーナ歌舞伎で上演され
昨年の「まるおか子供歌舞伎」などでも上演されていたもの。
(『恋手本花競靄城』)・・・といっても観てはいないのですけれど(笑)
やっぱり好色な「アルマヴィーヴァ伯爵」は長浜城主、秀吉を措いてはなく
ねね、石田三成といった登場人物もお馴染みで文句なしの面白さ!
長浜版がいちばんしっくりきてたんじゃないでしょうか。

最後に秀吉が叫びます。

「ユネスコ無形文化財登録を祝って総踊りじゃ!!!」(笑)

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【弐番山】春日山(本町組)『紅葉狩』

前回は『太刀盗人』というマルクス兄弟の映画みたいなおかしな話を
たっぷり楽しませてくれた春日山。最高に笑えました。
松羽目物と呼ばれる珍しい舞踊劇でしたが、今回もアッと驚くセレクション。
サスペンスフルな観世小次郎信光の能を基にしたこれも舞踏劇。

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【参番山】月宮殿(田町組)『本朝廿四孝十種香の場 奥庭狐火の場』

前回は忠臣蔵の定番をシブく魅せてくれた月宮殿。
今回は打ってかわって極彩色のラブストーリー。

しかし、予定が狂って見逃しました。明日のお楽しみ・・・

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【四番山】青海山(北町組)『伊勢音頭恋寝刃 油屋』

昨年も実際にあった心中事件に材を採った浄瑠璃が上演されていましたが
これも「油屋騒動」という殺人事件をもとにした歌舞伎です。

子ども歌舞伎を、学芸会に毛の生えたもの
・・・くらいにしか思っていない人々をまるで嘲笑うかのように
長浜では「こんなの子どもにできるのか・・・?」
と思わずにいられないようなキワドイ話がけっこう演じられたリします。

これも見事でした!

by dendoroubik | 2017-04-13 23:45 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)