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カテゴリ:◆美濃の祭( 15 )

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醍醐天皇の御代。
勢力を二分する右大臣菅原道真と左大臣藤原時平。

「道真の養女、苅屋姫が帝の弟、斎世親王と恋仲なのは
道真の謀反心のあらわれ」・・・と時平は帝に讒言。
これを真に受けた帝は道真を大宰府へ左遷してしまいます。

三つ子の兄弟、梅王丸は道真、桜王丸は斎世親王
松王丸は時平に、それぞれ仕える舎人。
敵味方となった三兄弟が、吉田神社に相見ます・・・


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出かけるまえに今年の村国座の芝居の内容をネットで調べていると
『白虎隊秘聞』・・・という聞きなれない外題に出くわしました。

「飯盛山時雨」という副題からも、たいていの内容の察しはつきますが
(おそらく会津の地芝居なのでしょうか・・・?)
岐阜の子ども歌舞伎で、なぜ、いまこれが演じられるのか
まったく見当がつかずに面喰ってしまいました。

その当惑は、見終えたいまもつづいていはいるのですが
こういう珍しいものを見ることができるのも地芝居の楽しみなのですね。


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美濃、飛騨地方は地歌舞伎が盛んで
全国でも群を抜く29もの保存団体が活躍し
8つもの専用の芝居小屋が現存するそうです。

重要有形民俗文化財に指定される小屋がふたつあり
そのひとつがこの「村国座」。

岐阜県各務原市おがせ町村国神社境内にあり
祭礼で氏子が奉納する地芝居を上演するため
明治10年に創建されたもので
廻り舞台や花道、奈落まで備えた本格的な農村舞台です。



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三番軕、西町「攀鱗閣」
芸題は「双蝶々曲輪日記 八幡里引窓の場」

衣装も寒色ばかりで派手なところはなく、
アクションも少ない地味な台詞劇ですけれど
引窓の開け閉めによる部屋の明暗、
歳時や時刻の移り変わりが物語に絡まりながら、
人情の機微を映し出す、心に沁みる名篇です。

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この春は、長浜の常盤山「妹背山婦女庭訓」
萬歳楼「傾城阿波の鳴門」
そして垂井の鳳凰山「野崎村」と、さながら近松半二祭り。

歌舞伎におされて浄瑠璃が不人気になるのを
苦々しく思っていたという近松半二は、
子ども歌舞伎で、これほど自作が集中して演じられることを、
どんな風に思っているでしょう・・・

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一番軕の中町(紫雲閣)の芸題は「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」

子ども狂言の演目でいちばん多いのは、
おそらく「忠臣蔵」(・・・といってもいろいろありますけれど)
ついで「一谷嫩軍記」なかでもこの「熊谷陣屋」ではないでしょうか。

長い軍記物の真ん中だけを出すわけですから、
人間関係や設定を知らなければ、
決してわかりやすい話でもありません。
また、たいていの歌舞伎と同様に、
この物語も、現在のモラルや常識からすると
ストレートに共感できるという類いのものでもありません。

それでもいまだに上演される人気演目なのは、
日本人の心の琴線に触れるテーマが凝縮しているからでしょうか・・・

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5月2日の試楽、3日の本楽、4日の後宴、
GWの3日間おこなわれる八重垣神社の祭り、
「垂井曳軕まつり」(岐阜県不破郡垂井町)

かねてから、絢爛豪華な曳やまのうえで
子ども歌舞伎が演じられ(奉芸され)るこの祭りを
見てみたいものだとは思っていたのですけれど、
春祭りのピークでもあり、日程が合わず何年か断念。

5月3日の本楽、祭り師匠toraさんの指南の下、
ようやく念願叶って初見物です・・・

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何の予備知識もなく、この写真をご覧になった方は、

  裸の男たちが、いったい何やってるんだ?

・・・と、訝しく思われるのではないかと思います。
祭りのあらましを予習して、実際に見た僕でさえも、
正直、いまだに意味がわかりません(笑)

岐阜県大垣市野口の宝光院で、
毎年2月3日におこなわれる「節分はだか祭」です。

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「うだつのあがる町並み」
・・・で知られる美濃の旧市街地から、
長良川を越えて西へ数キロ・・・

標高500メートル強の天王山の山の麓に、
大矢田神社という古社があります。
境内の「もみじ谷」はヤマモミジ樹林として
国の天然記念物に指定される紅葉の名所。

観光客でにぎわうこの時期、
(11月23日・・・と桜の頃、4月第2土曜日の翌日の日曜日)
大矢田神社に奉納されるのがこの祭りです。

  「ひんここ祭り」

名前からして脱力系ですけれど(笑)
その内容は・・・ネーミング以上にゆるい祭りでした。
(「国選択無形民俗文化財」)

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揖斐祭りの5輌ある曳山(芸山)は、
年番で、子ども歌舞伎を奉納します。

今年の当番山は高砂山。

外題は「芦屋道満大内鑑 狐葛の葉後日譚」
(あしやどうまんおおうちかがみ
 きつねくずのはごじつばなし)

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