2017年 02月 07日 ( 1 )

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大昔の芝居を見ていると、歴史的背景や人間関係がわからなくて
物語自体がよく理解できないことがしばしばあります。
それらが理解できても、現在の道徳からかけ離れていて
とうてい共感できないということも少なくありません。

『船弁慶』は、一般受けするわかりやすい能だといわれます。

たしかに、壇ノ浦に滅んだ平家の公達
義経と弁慶、静御前といった登場人物はお馴染みで
観客は説明がなくてもあらかじめ明確なイメージをもっています。
物語もそのイメージ通りに進行します。
また、前シテの哀切さと後シテのドラマティックな展開はわかりやすく
歌舞伎にも取り入れられているほどおもしろい。

ただ、これほどわかりやすい物語のなかに
ひとりだけイメージを裏切るように造形された人物がおり
この男の登場が、物語に不思議な違和感をひき起します・・・


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by dendoroubik | 2017-02-07 21:00 | ◆摂津の祭