2017年 07月 27日
天神祭 陸渡御 前篇
「日本三大祭り」の三番目に何を入れるかは異論のあるところでしょうけれど
京都の祇園祭と大阪の天神祭とを挙げるのは衆目の一致するところでしょう。
6月下旬から1ケ月に亘り諸行事がおこなわれますが
祭りのメインはなんどいっても25日の「陸渡御」と「船渡御」。
「大阪三大夏祭」といわれる「生玉夏祭」や「住吉祭」とくらべても見物客の数は桁違いです。
この3つを部外者が見物してどれがおもしろいと思うかは個人の好みの範疇に属することですが
これほど見物人の数に差があるというのは「おもしろさ」ということよりも
天神祭が多くの大阪人にとって特別な意味合いをもったものだということを表しているのだと思います。
祇園祭が鉾町でなくても京都人にとって別格なのと同じように
天神祭は大阪人に、氏地に限られない影響力をもっているのでしょう。
なんとなれば、天満宮は寛永21年に現在地に還御して以降
大坂町人の信仰と遊興の中心地となり、天神祭はその繁栄の象徴だからです。
商業の町らしく米問屋や八百屋など同業者によって組織されるものが多いといいます。
米穀商で組織される「御錦蓋講(おきんがいこう)」の年配の男性が
同業者の廃業や高齢化で年々、運営が難しくなってきたことを嘆きながら
それでも伝統を絶やすわけにはいかないと奮戦される姿に胸が熱くなりました・・・
そのTV番組によると最盛期には60あった講社も25にまで減少・・・
現役の頃肥後橋に近い堂島に会社がありましたので、天神祭は毎年欠かさず見ていました。
今も凄い熱気なのですね。
また、ゲジデジさんの祭にかける情熱が
いたいほど伝わってきます(*^ー^)ノ♪
ありがとうございます!
よそ者がシビレでホザいてるだけの話ですので
当事者の方々からしたら
「なに勝手なこと言ってるんだ」って感じでしょうけれど(^-^;
情熱が痛いほど伝わったとしたら嬉しいんですが
ただの痛い男・・・かもしれません(笑)