長浜曳山まつり 2017 月宮殿『本朝廿四孝十種香の場 奥庭狐火の場』

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国境をはさんで激しく敵対する甲斐の信玄と越後の謙信。

両家ともに、将軍・足利義晴暗殺の嫌疑をかけられ
三回忌まで休戦し真犯人を探し出せなかったら
子供の首を差し出す・・・と将軍家に約束します。




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しかし、真犯人は見つからず勝頼、景勝に切腹の命が下ります。

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恋人、濡衣の目の前で切腹した勝頼は実は本人ではなく
勝頼と瓜ふたつで赤児の頃にすりかえられていた家老の一子。

本物の勝頼は蓑作という名で生き延びています・・・

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勝頼が死んだというしらせを聞いてからその絵姿に向かって
十種類の名香を合わせた組香をたいて回向しているのは
両家和睦のため結婚が決まっていた長尾家の息女、八重垣姫。

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そこへ現れたのは絵姿にそっくりな美少年・・・

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八重垣姫は一目見るなり勝頼と悟りますが、勝頼は別人だと冷たくあしらいます。

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勝頼は家宝「諏訪法性の兜」」を取り返すため
武田家の腰元で勝頼の影武者の恋人、濡衣とともに長尾家にもぐり込んでいたのでした。

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八重垣姫は蓑作を勝頼と信じて疑わず添えなければ死ぬとまで言い出します。

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八重垣姫に勝頼との仲を取り持ってほしいと頼まれた濡れ衣は
その代わりに突飛もない起請がほしいと言い出します。

その起請とは武田の家宝で、今は長尾家にある
「諏訪法性の兜」を盗み出す・・・というものです。

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その言葉で蓑作が勝頼であることを確信した八重垣姫に
いよいよ濡衣も、蓑作が勝頼であると打ち明けます。

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そこへ謙信が現れ、蓑作を塩尻へ使いに出します。

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謙信は蓑作を勝頼と見破っており
これを亡き者にせんためふたりの武者を次々と追っ手に出します。

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最早これまでか・・・

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ここから八重垣姫の人形振りになる旨、口上が述べられます。

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勝頼暗殺を悟った八重垣姫。

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しかし女の足で追いつくことなど、かないそうもありません。

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翅(つばさ)が欲しい羽根が欲しい

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飛んで行きたい しらせたい

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先回りして勝頼に知らせるには、凍った諏訪湖上を渡ってゆくしかない・・・・

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姫は奥庭に納めてある諏訪法性の御兜を手にすると・・・

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諏訪明神の使わしめた白狐の霊力に付き添われ
氷結した諏訪湖上を、塩尻めざして駆けぬけてゆきます・・・

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もともと人形浄瑠璃ですので
このシーンは人形振りで演じられることが多いそうですが
子ども歌舞伎ならではの見せ場にもなっています。

とても盛りあがるところです。

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お見事でした!

by dendoroubik | 2017-04-22 17:27 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(2)
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Commented by tora003 at 2017-04-23 19:38 x
役者はお見事! 撮ったカメラマンの腕はあっぱれ!!
曳山舞台の撮影はやはり正面攻撃ですね。
一手間も二手間もかけた写真と記事の構成に脱帽です。
Commented by dendoroubik at 2017-04-23 22:57
☆toraさん

夕渡りの写真 すぐ隣で撮っていて
アングルもそう変わらないのになぜにこんなにちがうのか(^-^;
ここが越えられない腕の差ですね トホホ

前の2本の柱がなければ
もうちょっと違う撮り方もあるんでしょうけど・・・
しかし 柱の格納できる富山の曳山子ども歌舞伎でも
やっぱり真正面から眺めていましたっけ(笑)