2017年 04月 04日
天満宮 王の舞
福井県若狭町海士坂の天満神社の「王の舞」。
この日、3つをハシゴしたうち、いちばん最後に訪ねたお祭りです・・・
到着したときには、ちょうど子ども神輿が集落をまわっているところでした。
これとは別に、紋付袴の男性3人組が笛と太鼓で集落をまわっていました。
静かな村の青空に、その楽し気な囃子が響き渡り
これぞまさしく日本の正しい春祭り・・・といった雰囲気です。
子ども神輿一行は当人宅の祭り宿で休憩し
午後3時のサイレンとともに、他の祭員とともに列をなして神社へ向かいます。
神事がはじまるのかと眺めていると
それはもう午前中にでも済まされていたのか、拝殿でいきなり「浦安の舞」がはじまります。
これが終わると、本殿から獅子が現れます。
ここでは舞を舞うことはしませんが
のそりのそりと緩慢に歩く姿がいい感じです。
参集者を睥睨しながら石段をおり、拝殿へと移動します。
台に頭を載せて着座。
裃、袴に鉢巻の少年が面を被らずに舞を舞います。
これを「御幣の儀」というそうです。
白木づくりの鉾の鍔口には榊と御幣がとりつけられています。
つづいて「お面の儀」。面を受け取って左右に捧げ持ったあと・・・
面をつけます。
太鼓の律動に合わせて高鼻を中指と人差し指でなぞったり
両手を大きく拡げる仕草が緩慢に何度も繰り返されてゆきます。
他の「王の舞」と同じく、その舞いが何を意味しているのかわかりませんが
ひとつひとつの動作が張り詰めた幻想的な雰囲気を醸し出してゆきます。
これにつづく「獅子舞」は、うっかりしていると見逃してしまうほど。
身震いのようなあっさりとした動作で終わってしまいますが・・・
降壇してからの活躍は、それまでの雰囲気を一変させるほどの目覚ましさです(笑)
後肢が胴幕の隙間からお菓子を撒き
子どもたちの頭を噛みながら舞殿のまわりをまわっていくと
にこやかな表情の波があたりにひろがってゆきます・・・
獅子が本殿へ還っていったところで、笑顔のうちに行事はすべて終了です。
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清水
at 2017-04-04 07:29
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海士坂の王の舞は見学したことがないので
興味深く拝見させていただきました
裃の衣装が珍しいですね
興味深く拝見させていただきました
裃の衣装が珍しいですね
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dendoroubik at 2017-04-04 07:48
☆清水さん
藤井ではいろいろと教えていただきありがとうございました!
海士坂の「王の舞」は正味1時間ほどでしたが
短いながらも充実した楽しいお祭りでした
少年が兜を被っていないのも珍しいんじゃないでしょうか
そのまえに立ち寄った小原の「王の舞」も不思議な面で
踊りもよく また獅子舞も変わってましたよ!
藤井ではいろいろと教えていただきありがとうございました!
海士坂の「王の舞」は正味1時間ほどでしたが
短いながらも充実した楽しいお祭りでした
少年が兜を被っていないのも珍しいんじゃないでしょうか
そのまえに立ち寄った小原の「王の舞」も不思議な面で
踊りもよく また獅子舞も変わってましたよ!
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ei5184 at 2017-04-04 16:16
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dendoroubik at 2017-04-04 23:27
☆eiさん
恐縮です
「撮った」というより「写ってた」という感じですが(^-^;
獅子の顔を見ようと躍起になったり
逃げまわったり追いかけまわしたりの大騒ぎ・・・
そんな光景に妙に安堵感をおぼえてしまいました(笑)
恐縮です
「撮った」というより「写ってた」という感じですが(^-^;
獅子の顔を見ようと躍起になったり
逃げまわったり追いかけまわしたりの大騒ぎ・・・
そんな光景に妙に安堵感をおぼえてしまいました(笑)
by dendoroubik
| 2017-04-04 06:29
| ◇王の舞
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Comments(4)