2017年 02月 08日
大覚寺節分会 「橋弁慶」
千人斬りを弁慶の所行とする、お馴染みの物語とはちがい
もとになった能楽の通り、牛若丸が大暴れをしている設定です。
比叡山の西塔に住む荒法師、武蔵坊弁慶。 宿願あって毎夜丑の刻に都の五条天神に参拝しています。
今日はその満願の日。 しかし従者が参詣を思いとどまるよう進言します。
人間離れした少年が五条あたりで、千人斬りをしているのだといいます。
しかし弁慶とて、都に名の知れた剛の者。怖気づいたと思われては無念。
逆に退治してやろうと出かける準備にかかります・・・
少年の腕前に感服して名を尋ねると、果たして源義朝の子、牛若。
弁慶は自らの名を明かして降参し主従の契りを結びます・・・