2017年 01月 16日
沖島のサンチョウ 前篇
びわ湖の4つの島のうち(竹生島・多景(たけ)島・沖の白石)
もっとも面積が大きい沖島(周囲6.8km 1.51㎢)は
300人以上が居住し、小学校や金融機関代わりの郵便局もあります。
この島で1月15日(に近い日曜日)おこなわれる
「沖島のサンチョウ(左義長)」という伝統行事を見せていただきました。
「海なし県の離島」
沖島の観光ポスターにはそう書かれています。
汽水湖を含めると、他にも有人島はあるそうですが
それらは陸地と架橋されていて、まったくの離島はこの沖島のみ。
そのため自家用車のように、一軒に一隻以上の舟が所有されているそうです。
その他に通船が1日12往復(日曜日は10往復)あり
堀切港から出航するこれに乗って沖島へ向かいます。
10分ほどで到着。
島の南東の山と山のあいだ、くびれのようになった麓のわずかな平地に
取りつくように140余戸の民家が軒を連ねています。
でも、どうしてこんな不便な(?)ところに
山裾を切り拓いて島に定住した源氏の落武者の名は
現在の沖島の家々に掲げられた表札には、この7つの姓が多いのだそうです。
島民のほとんどが漁業に関わる仕事に従事しているといいます。
漁村らしい路地の風景がつづきます・・・
漁村、島、といえば当然のように猫がいっぱい・・・カイゼル髭(笑)
藤原仲麻呂や源氏の落人が流れてきたように、いくつもの「歴史」がこの島を通りすぎていきます。
南北朝時代には、敗走する南朝軍。 室町時代には、比叡山延暦寺によって町を焼き払われた新興勢力の堅田湖賊。
越前吉崎御坊から堅田本福寺に向かう途中、遭難して上陸した蓮如上人もそのひとりです。
蓮如上人に帰依し庵を建てたことにはじまるといわれます。
遭難した上人が、島を去る際、別れの形見として贈った
直筆の「虎斑の名号」と「正信偈」が寺宝として残されているそうです。
この日、日本列島を襲った大寒波は、前夜から降る積もった雪のうえに
さらに時折、吹雪いては新しい雪を重ねていました・・・
目も開けていられないような吹雪にも、子どもたちは大喜び。ソリ遊びに・・・
雪玉投げ・・・
「かなり完成度高かったんですよ」
・・・というかまくらの天井が崩落してしまったのに
楽しくて仕方ないとでもいうように笑い合う友だち同士。
祭りより雪の方がうれしいようにも思えます(笑)
午前中から島民が正月飾りを持ち寄ります。
竹に飾りつけられているのは「ダンブクロ」と呼ばれる紙細工。
漁船に取り付けた松飾も外されてゆきました。
点火用のワラが集められ、準備万端です。
すごいお写真に感動します^^
島の様子を見てると
瀬戸内の小さな島に似てるように思いました。
瀬戸内はいつも凪いでるからでしょうか。
雰囲気のある集落ですね。
島巡りは大好きですから一度行ってみたくなりましたよ。
滋賀県に20年以上も住みながらはじめて沖島へ渡りました
瀬戸内の島々へもセトゲーのとき 今回も祭り絡みでしたが
なにもないときにも行きたいと思わせる魅力がありました
夏には天然ウナギやビワマスも食べられるそうなのでぜひ
ビワマスはびわ湖の固有種ですが絶品ですよ~~(^-^
冬の、それも雪降る中の訪問とお聞きし、寒々しい風景を想像してましたが、祭りの日とあって子供からお年寄りまで、しかも狭い範囲に集中に出てきますから、凄く賑やかで良いですね。
6カット目は最高に良いです♪
そして雪玉投げやカマクラの女の子達も。
子供がいてくれると未来を明るく想像できて、見ていて幸せになります。
いつか行きたいと思ってた祭りで
行こうと決めた日が豪雪でちょっと躊躇する気もなくはありませんでしたけれど
漁港までの道程も難渋しながら でも 行ってよかったです
祭りの日の熱は どこでも特別なものですが
台風や豪雪はさらにその熱量を倍加させるように思えます
かまくらの女の子たちは なにがそんなに楽しいのか
と訝るくらい楽しそうでした
見ててほんとに楽しかったです(^-^