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新湊 内川

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雨晴海岸で日の出を拝んだあと
次の予定まで時間がありましたので、早朝の新湊内川を散策してみました。

富山新港の放生津側を西に2キロほど流れて
ふたたび富山湾へ流れ込むこの運河の両岸には漁船が係留され
「日本のベニス」を謳う風情ある港町の風景がひろがっています。
今年の1月に公開された映画『人生の約束』の舞台にもなっていました。






昨年は観光船で遊覧してみました。今年は徒歩で1時間ほどの散策です。

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手前の騎馬の像は「放生津橋」に設置された室町幕府10代将軍 足利義材像。

内川には、旧新湊漁港側の「奈呉の浦大橋」を含めると11の橋が架かっています。
それぞれに意匠を凝らしたユニークなもので「橋めぐり」がこちらの観光の目玉。

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なかでもいちばん印象的なのは
スペインの建築家セザール・ポルテラ氏の設計の屋根のついた「東橋」

映画では、ラスト近く、竹ノ内豊を優香と松坂桃李が迎えにくるシーンに登場します。

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映画『人生の約束』は、物語自体には最後まで共感できませんでしたけれど
内川の風景や「新湊曳山まつり」の曳行シーンなどにはグッとくるものがありました。

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まるでもとからあるようなこのスナック「海の女王」は
映画のために空き倉庫を改修したセットなのだそうです。
酔った竹野内豊と江口洋介がここから川へ飛び込みます。

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新湊出身の彫刻家、竹田光幸氏による
手をかたどった大理石の彫刻4を四隅に据える「山王橋 」

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同じく新湊出身の工芸家、大伴二三弥半氏制作の
ステンドグラス72枚を欄干にはめ込んだ「神楽橋」

映画ではこの橋のうえを曳山が曳行されるシーンが登場しますが
祭りではこの橋のうえを通ることはないそうです。

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もっとも内川らしい景観をなしているのは
ちょうど運河の中間「中橋」と「中新橋」あたりでしょう。

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映画でも印象的なシーンに何度か登場します。

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江口洋介の家兼番屋「渡邊番屋」

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西田敏行が営む「ばんざわ理容店」

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まっすぐすすむと「藤見橋」右の「湊橋」
その先の「奈呉の浦大橋」を越えると富山湾です。

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映画でも描かれていたように、こちらのお祭りといえば
なんといっても「新湊曳山まつり」ですが春の獅子舞も見ものです。

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文字通り、街は獅子舞一色。みんながみんな演るものですから
見物する人がいない・・・というくらい(笑)獅子舞一色に染まります。

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二基の曳山がすれ違うシーンの登場した「古新町公民館」まえ。

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東向きには運河越しに立山連峰が見えるはずでしたが
早朝の逆光と、冬至とは思えない暖かい空気に白く霞んでいました。


by dendoroubik | 2016-12-24 07:42 | 富山 呉西 | Trackback | Comments(0)