2016年 11月 22日
浪花の恋の物語
赤っ恥を掻くことになるので
たんにダンマリをキメこんでいるだけでしょうから
彼の激しい怒りと悲哀は『碁盤太平記』に表されています。
東へ下るまえに母と祖母に暇乞いをしようとする長子、力弥(主税)の未練がましさを
「うつけ者めが!」と叱責する由良之介(内蔵之助)が
しかし、燈火を消した夢かうつつかわからぬ闇のなかで妻と母に今生の別れを告げるシーンはやはり美しい・・・
それは当事者のひとりだった門左衛門だからこそなしえたことといえるかもしれません。
2016年 11月 22日
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