日本の祭りinながはま 「板橋の田遊び」

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あまり馴染みのない祭りを見るというのも楽しいものです。

「板橋の田遊び」(重要無形民俗文化財)は
平安から鎌倉時代にかけて流行した「田楽舞」がルーツといわれ
そういった意味では、馴染みがなくもないように思われますが
何百年を経るうちに、土地の習俗と融合して
独自の雰囲気を醸していますので、やっぱり「未知」の祭りでした。

ステージで見るのと、本番とでは自ずと風情は異なるでしょうが
この行事が、夜におこなわれているということで
その神秘的な様相は、容易に想像がつきます。
かつてこの行事が「秘事」であったことが夜におこなわれる理由で
種まきから収穫に至る稲作の作業を「再現」してゆきます・・・




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「ひら笠の ひら笠の 早乙女やーい」


赤塚地区の保存会の方々が披露してくださいました。

「板橋の田遊び」は東京都板橋区の徳丸(徳丸北野神社)と赤塚地区(赤塚諏訪神社)に伝わる行事です。


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「田遊び」というのは、年頭におこなわれ、豊作を祈願する予祝の祭り・・・

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神輿渡御がおこなわれます(ここでは神輿は登場しません)。 高張提灯を先頭に、祭りの登場人物が道行きます。

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注連縄の下で天狗が「アーウン(阿吽)」・・・

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はじまる前から気になっていたのが
「花槍」と呼ばれる4メートルほどもある長い棒。
先端に五色の千代紙が取りつけられその下には同じく五色の花吹雪の入った花籠。
激しく振りまわすと、カラフルな花吹雪が舞う仕掛けです。

この「花槍」が何を意味しているのかはわかりませんが
どうやら、この行事の中心的な役割を担っているようです。
いちばん印象的なのは「エイヨー、エイヨー」と
声をあげながら振りあげられた「花槍」へ向かっていくかのように
籠に載せられた幼児がブランコのように前後に揺すられるシーン。

不思議な光景ですが、これは「受胎」を意味するそうです。

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獅子の「九字の舞い」

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「農耕作業を再現している」・・・といってももちろん、そのままではなく
象徴的に描かれていますので何を表しているのかわからないものがほとんどです。
でも、それがかえって想像力を掻き立てます・・・

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なかなか生で見ることができない民俗行事です。 貴重なものを見せていただきました。

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by dendoroubik | 2016-11-11 22:50 | ◆日本の祭り | Trackback | Comments(0)