2016年 10月 12日
米原曳山まつり 旭山 義経千本桜 吉野山の段
30分遅れの開演、一番山で三番叟もありますから
果たして、その通りにはいったのですけれど
権勢を恣にした平家は滅んで、幼かったはずの義経もいまや都落ち・・・
ここは京の都から遠く離れた桜満開の吉野山・・・
供するのは義経の家臣、佐藤忠信。
義経より下賜された鎧を切り株に立てて主君を忍ぶふたり。
義経が静に託した「初音の鼓」は、平安のはじめ伝説の夫婦キツネの生皮を剥いでつくられたもの。
このキツネが鳴くと、必ず雨が降る・・・という言い伝えがあり
キツネの霊力か、これをポンと打つと見事に雨が降ったといわれ、長らく宝物として宮中にありました。
この宝物を義経は後白河法皇から拝領。
鼓の裏皮は義経 表皮は頼朝。 鼓を打て=頼朝を討て!
・・・との院宣。
思えば、このときから義経の悲劇は定まっていました。
平家の娘を娶ったことを頼朝に責められ、卿の君は自害。
嫌疑をかけられた義経も都落ち・・・
どこか妖しげな雰囲気を漂わせた忠信・・・実は、彼は鼓にされた夫婦キツネの仔のキツネ。
静に乞われるまま忠信は、屋島の戦いで討ち死にした兄、継信の様子を舞ながら語ります。
つつつるてんの武蔵坊。
こいつおれよりちょっと強い。
わがおんともなせし、静御前に初音の鼓。
忠信を演じているのは小学6年生の男の子。
今年の宮川町2月のお化けでは、芸妓菊志乃さんと舞妓君ひろさんが演じてくれました。
尤もお化けですから、途中からあらぬ方向へと(笑)
長浜、出かける予定に入れました。立って観賞するとか?
目の高さと云う事は、後ろから脚立でしょうか?
大歌舞伎の源九郎狐はどなただったのでしょう?
米原でも以前 四の切なんかもやってたんですよ~
空中回転も・・・舞台方がだっこしてですけれど(笑)
長浜は土曜に駅前で萬歳樓 日曜に曳山博物館前で四山
・・・とありますが どんな風に上演されるのでしょうか?
曳山博物館まえの広場の横はアーケード商店街ですから
脚立の立てられるような場所は報道関係が独占してそうですね・・・
日曜は木之本会場の「茶わん祭り」も気になります・・・