村国座奉納子供歌舞伎 菅原伝授手習鑑 車引

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醍醐天皇の御代。 勢力を二分する右大臣菅原道真と左大臣藤原時平。

「道真の養女、苅屋姫が帝の弟、斎世親王と恋仲なのは道真の謀反心のあらわれ」
と時平は帝に讒言。 これを真に受けた帝は道真を大宰府へ左遷してしまいます。

三つ子の兄弟、梅王丸は道真、桜王丸は斎世親王
松王丸は時平に、それぞれ仕える舎人。
敵味方となった三兄弟が、吉田神社に相見ます・・・




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ある日、道でバッタリ出会った梅王丸と桜王丸。

「梅王丸!」 「桜丸!」
「話すことあり!」 「聞くことあり!」

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桜王丸は、斎世親王と苅屋姫の恋を取り持った自分が
道真の左遷の原因をつくったことを悔やんで切腹を覚悟。
梅王丸は、菅家再興のために奔走していますがままならず・・・

「是非もなき世の」 「有様じゃなア・・・!」

・・・と嘆きます。

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と、そこへ金棒曳きがやってきて、時平が吉田神社に参詣することを告げます。

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「何と聞いたか桜丸。斎世親王、菅丞相。憂目逢わせし時平の大臣、存分言おうじゃあんめえか」

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桜王丸は、もともと二枚目の設定ですが、演じる子ども役者も惚れ惚れするような美少年。
toraさん名づけて「各務の菊五郎(笑)

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主人の恨みを晴らす機会がきたと駆け出す二人・・・

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吉田神社の境内・・・

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時平の行列の牛車の行く手を阻む梅王丸と桜丸。

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「斉世の君様菅丞相、讒言によって御沈落。 その無念骨髄に徹し、出合うところが百年目と、思い設けし今日只今、桜丸と・・・」

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「この梅王、牛に手馴れし牛追ひ竹 位自慢に喰い太った時平公殿の尻こぶら
 二つ三つ五六百、喰らわさにゃア、堪忍ならねえ」

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「但しまた、時平公の御車と知って止めたか知らずにか、返答次第で杉王が容赦はねえぞ」

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舎人の杉王丸の制止を振りほどいて急襲する二人のまえに、もうひとりの兄弟、松王丸が立ちはだかって挑発。

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牛車が壊れ、時平が登場。

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「ヤア、牛扶持喰う青蝿めら、轅に止まって邪魔ひろがば、轍にかけてひき殺せ」

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「さ言う大臣を轢き殺さん」

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・・・と、威勢よく啖呵を切ったものの・・・

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時平の威容に気おされ、すくみあがってしまいます。

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口ほどにもないと松王丸は嘲笑い、二人を成敗しようとするのを・・・

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「ヤレ待て松王。太政大臣となって天下の政事を取り行う時平が眼前。 血をあやすは社参の穢れ。
 助けにくき奴なれど、松王が忠義に免じ助けくれる。 命冥加な蛆虫めら。」

・・・時平は押しとどめ、二人を放免します。

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父親の七十の賀の祝が済んだ後に、今度こそ決着をつけようと誓う三兄弟・・・

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今年は「小松お旅まつり」で『仮名手本忠臣蔵』
つい先ほど立ち寄った「米原曳山まつり」で『義経千本桜』を見ましたので
「村国座」の『菅原伝授手習鑑』で「三大狂言」制覇です(笑)

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by dendoroubik | 2016-10-17 06:00 | ◆美濃の祭 | Trackback | Comments(0)