2016年 10月 04日
上鴨川住吉神社の神事舞 前篇
毎年10月第1土曜日(宵祭)日曜日(本祭)
兵庫県加東市上鴨川の、住吉神社で行われる「神事舞」(国指定重要無形民俗文化財)
700年以上にわたってこの地に伝承され中世の祭礼芸能の形態をよく留める
・・・といわれるこの祭りに興味をもったのは
若狭地方に濃密に分布する民俗芸能王の舞がおこなわれていると聞いたことからです。
播磨と若狭とは海岸線で繋がっているわけでもなく、そのあいだには丹波高地が横たわっています。
おこなわれる時期も春と秋・・・異なるふたつの神事がこれほど似通っているのはなぜなのでしょうか・・・
どちらが本家なのかは分かりませんが
ルーツは同じでしょうね
若狭は春祭りで奉納されることが多く
秋祭りで奉納されるのは現在は一か所だけです
意外なところで伝わるお祭りの
伝承経路を想像するのも楽しいですね
池田町水海の田楽能舞が頭に浮かんできました
たぶんですけれど 奈良か京から伝わったものが
それぞれで伝承されているということなのでしょうね
一方は若狭の広い地域で 一方は播州の一か所で
・・・というちがいがあるだけで
このあと能舞がつづくんですが
池田町みたいに世阿弥とかのストーリーのあるのでなく
それよりもっと古いものらしく
入り込むどころか まったく理解すらできませんでした(笑)