2016年 08月 29日
三國湊 帯のまち流し
九頭竜川の河口周辺にひろがる三国の町はかつて北前船の拠点として栄え
いまもその面影を残す、風情ある町並みのある町。
東尋坊、雄島、越前松島といった景勝地や「三国祭」のような伝統ある祭り
越前がにや甘えびの水揚げ地としても有名ですね。
三国でもうひとつ忘れてはならないのは「三国節」
三国にいくつかあった花街で伝えられてきたもの。
明治になるとあまり歌われなくなったようですが
レコード化されるや京阪の花柳界でもて囃されるようになり
逆輸入のように地元でも歌われるようになったといいます。
いまや福井県を代表する民謡ですね。
そんな「三国節」で、せっかくの情緒溢れる町並みを
踊り流したい・・・ということで2009年からはじまったのが
この「帯のおどり流し」です。今年で7回目を迎えます。
三国三国と通う奴ぁ馬鹿よ
帯の幅ほど ある町を
・・・という、三国節の数ある歌詞のなかでも
もっともよく知られたフレーズから採られています。
「帯の幅ほどある町」というのは
「帯のように幅が狭い(が横に長い)町並み」の謂。
とてもよくできたネーミングですね。
民謡クラブやフラダンスクラブ、「芦原温泉旅館協同組合女将の会」などが連を組んで踊り流します。
義理に迫りし三国の小女郎
涙流した思案橋
三国お山王 お猿子祭
山車を見せたや 旅の衆に
三国三国と 通う奴ぁ馬鹿よ
帯の幅ほど ある町を
「帯の幅ほど ある町を」と下の句を繰り返すリズムに
いつしか心地よく酩酊・・・
たしかに8年まえにはじまったにすぎない行事なのですけれど・・・
粋な着こなしの女将さんたちや男衆
町そのものが放つ香気とそこに住む人々の気概が
急造のイベントとは一線を画する趣きを与えています・・・
(喩えが下世話でスミマセン)
踊り流しから総踊りまで3時間ほど・・・あっという間でした。
できれば一晩中でも踊っていただきたいほど(笑)
私は踊りが始まるころから腰痛が出て
しゃがみ込む動作が出来なくなってしまいました
道路に胡坐をかいての撮影だったので
上八(うわ)町と駅前だけの撮影になってしまいました
写真を拝見しましたが、さすが美女ハンター
きっちり押さえておられますね(笑)
おはらではご指導よろしくお願いします<m(__)m>
その後 お身体の具合はいかがですか・・・?
「ご指導」なんてとんでもない
おわらは編み笠かぶってて
美女ハンターの能力が発揮できませんから(笑)
もうすこし早めに到着して
町並みを散策したりなんかもしたかったのですけれど
京都‐滋賀間が思いのほか渋滞していて
はじまる直前になってしまいました・・・
3年まえから行きたいと思いながら
ようやく見ることができて満足でした
総踊りが終わってから 夜中に流してくれたら
なおいいのにと思うのは 無責任な見物人だけでしょうか・・・
お友達(三国のOさん)から連絡を頂き、こちら様のブログにワタクシめの写真を載せて頂いたことを知りました。
(縦縞浴衣、紫帯の三味線弾きです)
綺麗に写して頂き有難うございます。
良い思い出になりますm(_ _)m
確かに、時間短かったです〜。
もっと演奏していたかったですね…
これを機に、他の記事も楽しみに読ませて頂きたいと思います(^-^)
有難うございます。
はじめまして!
お美しくて粋な方がいらっしゃるな~
と沿道がら感嘆いたしておりました
三味線の音もよく聞こえました
後ろ姿も撮らせていただきこれもカッコよかったのですが
重複するので1枚だけ・・・ただ写真技術がおぼつかなく
実物の 嫋々としながら凛とした雰囲気が
まったく伝え切れてなくて申し訳なく汗顔の至りです
関係者のご苦労や時間の制約があることは重々承知のうえで
やはりあの愉楽には もうちょっと身を委ねていたい気がしました
お立ちよりいただきまして コメント
そしてすばらしい演奏をありがとうざいました!