竜王の虫送り

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滋賀県竜王町には「ケンケト祭り」のような
郷土色豊かで華やかな祭りとともに
「ヤシャリさん 」「田中の粥占い」のような
普段着でおこなわれる民俗行事も豊富です。

昔はこの時期 どこの農村でもおこなわれていた
「虫送り」・・・岡屋と小口地区の様子です。



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午後5時まえに岡屋の勝手神社へ到着すると、
すでに拝殿で神事がおこなわれていました。

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境内には松明があちこちに・・・

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神前に燈した灯明の火を社守が行燈のロウソクに移してはじまりです。

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行列をなして集落を抜け・・・

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田んぼに着いたところで燈籠から藁の山へ火が移され
つぎつぎにタネギ(菜種殻)でつくった松明に点火してはあぜ道をすすんでゆきます。

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燃えすぎたり根元に燃え移ったりするのを
地面に擦りつけたり用水路に浸したりして調整・・・

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後ろの林のように見えるのは名神高速です。
これを潜ってまだ行列はつづきます。

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2キロ以上歩いたでしょうか・・・

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小口集落の手前で松明は一カ所に集められ燃やされます。
これが終わると待ち構えていた軽トラでジュースやお菓子を貰い終了。

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「サンショウとミソとトウガラシと箸と」

虫送りのまじない・・・虫のキライなものを並べているのでしょうか。

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岡屋の虫送りが終了したのを見届けて小口の虫送りがはじまります。

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こちらは提灯から松明に直接火が移され・・・

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次の松明にリレーされてゆきます。

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竜王の虫送りはいったん途切れ
橋本の集落が復活させたのだそうで
その他8つの集落でおこなわれています。

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その内 岡屋とこの小口集落
つづいて薬師 七里集落は同日リレーのようなかたちでおこなわれます。

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このあと薬師へ向かうのですが
「浅小井祇園祭 宵宮」とハシゴするために退散。

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決まったリズムを刻んでいるのか判然としない
どこか頼りなさげな鉦と太鼓の音が郷愁を誘います・・・
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Commented by ei5184 at 2016-07-18 11:41
虫送り、此方は初めてですが、
三重県の海山へ毎年の様に訪ねた時期がありました。

夕刻から子供たち一人々が松明を持ち、「田の虫 出てけ~」
と叫び、鉦を打ちながら、畦道を練り歩きます。
道中水田に映る松明の火を撮影していました。
しかしそれも10年近く訪ねていません。
又訪ねてみたくなりました(笑)
Commented by dendoroubik at 2016-07-18 16:58
☆eiさん

棚田の虫送り きっと美しい光景だったでしょうね
目に浮かぶようです
それにくらべると 竜王のロケーションは
いささか情趣に欠けるようにも思われますが
それでも人々が松明を掲げながら行列する姿には
郷愁を誘われ 印象深かったです

思うに 虫送りがふつうにおこなわれていた頃は
日本の風景は いまより格段に美しかったのではないでしょうか
伝統行事を通して それを垣間見る思いでした
by dendoroubik | 2016-07-18 08:06 | ◆近江の祭 湖南 | Trackback | Comments(2)