はも道中

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8年まえからはじまった淡路島の物産と観光をPRするイベント
「淡路島から京都へ はも道中」です(八坂神社)



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京都の祭りに欠かせないごちそうといえば鯖寿司。

それまでも、若狭で水揚げされて一塩をしてから
18里の鯖街道を越えて運ばれてきた鯖は
朝廷への献上品として珍重されていましたが、
18世紀半ばから日本海で鯖が豊漁期がつづき、
この頃から、塩鯖を加工した鯖寿司は
祭りのごちそうとして庶民にもひろまっていったといわれます。

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鯖寿司は、京都や滋賀でも祭りのごちそうの代名詞ですが、
祇園祭にだけ特有のもてなし料理といえば鱧。
鱧について書かれたものや、テレビ番組などでは、

  祇園祭は別名 鱧祭り

判で押したように、必ずそう語られます。
そういうウンチクを傾けるとき以外に
そんなことが言われるのを聞いたことがありませんが(笑)
それくらい祇園祭の頃の京都の味覚といえば鱧料理
というのは衆目の一致するところなのでしょう。

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産卵を控えたこの時期が旬という理由のほかに、
炎天下に京まで生きたまま運ぶことができたという生命力のつよさが、
鱧料理を発達させたいちばんの理由とも言われます。

御食国若狭から鯖が献上されたのと同じく、
御食国淡路から鱧が朝廷に献上されていた、
という歴史的背景もあるのかもしれません。
いまでも鱧のいちばんの消費地はおそらく京都で、
その大半は淡路島産なのだそうです。

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午後2時、石段下から出発です。

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四条通りを西へ。

横断幕を持った浴衣姿のふたりの女性
淡路人形浄瑠璃
烏帽子狩衣で鱧の入った木桶を担ぐ青年
葵太夫と禿の女の子
平成28年度の「クィーン淡路島」のおふたり
淡路島観光協会の方々が行列します。

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花見小路の手前で折り返しました。

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  淡路島から~ はも道中~

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そんなかけ声で行列します。

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この日の京都は全国最高気温を記録した猛暑。
いつもなら南座まえで折り返すところを、
花見小路の手前で引き返したのは、おそらくそのせいでしょう。

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八坂神社舞殿を時計わまりに三周します。

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  淡路島から~ はも道中~

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炎天下の京都を練り歩いてこの涼やかな笑顔。
鱧よりスゴイ!(笑)

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本殿で神事のあと記念撮影。

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このあと午後4時から「ハモスキ」の振る舞いがありました。
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Commented by yume at 2016-07-06 12:01 x
祇園祭の関連行事かと思いました。
8年前から始まりましたか。。
さすが京都 古きも大切にし、新しい事も始める。
それでこそ京都なのでしょう。

これからの京都の暑さは、タダモノじゃありませんよね(笑)
祇園祭は涼しい日を選び、大文字の送り火は途中まで行ったものの暑さで断念。。 京都歩きをしていた頃の話です。

こんな暑い時期はやはり 載り鉄でしょ(笑)となってしまった私です。
Commented by ei5184 at 2016-07-06 12:40
今回は葵太夫が参加していましたか!
淡路島は司さん(葵の実の母親)がご縁が深いようですからでしょうか?
その司さんは葵太夫のひき舟役ですね。
お二人とは暫くご無沙汰しています(笑)
猛暑の中、撮影もお疲れ様でした!
Commented by 清水 at 2016-07-06 13:14 x
ハモ大好きというより魚大好きの私です(笑)

若狭のサバは水揚げが少なくなり
福井の住人でもノルウェー産のサバを食することが多くなりました
先日のあばれ祭の宇出津は漁港なので
「よばれ」でおいしい魚を堪能してきました
Commented by dendoroubik at 2016-07-07 11:21
☆yumeさん

世の中でもっともキライなもののひとつは「弱冷車」です(笑)
冷房のきいた列車でも 乗るまでは
猛暑をくぐり抜けていかなければならないわけですから
好きなものは労苦を苦と思わないということでしょうか

京発祥で地方へ伝わった文化が本元では消え去り
京都へ逆輸入されるというケースも多々あるみたいですけれど
まるで中絶などなかったように耳目を集めるのが貫録ですね
Commented by dendoroubik at 2016-07-07 11:27
☆eiさん

「道中」にかけて太夫さんが登場するだけかと思ってましたが
そういうつながりがあったんですね なるほど!

PRイベントですので 当然ひろく知られることが目的で
新聞社やテレビ局が多いのはけっこうなことなのですけれど
まるでそのことだけが目的のような仕切り・・・
楽しいイベントでしたが そこが少し残念でした



Commented by dendoroubik at 2016-07-07 11:38
☆清水さん

宇出津で旨い魚ですか! 憎いくらい羨ましい(笑)

幼いころはこの時期 魚屋さんには他にないのかと思うくらい
ハモの付け焼きが並んでいたのを思い出します
いまは大好物ですが その頃はどうもニガテでした

わずか20里足らずの若狭-京を運ばれるだけのサバが
ある時期までの高級品だったことを思えば
遥かノルウエイからやってきたサバが安価で食べられるというのはありがたい話ですね
しかもノルウエイのサバって脂がのってウマイ!
Commented by 沙都 at 2016-07-13 06:41 x
はも道中、来られていたのですか…
今年は食べる方「はもそうめん」だけにしました。
ちょうど、この日は長刀鉾稚児舞があったので…
この行事は、京都府主催の行事で、京都府知事さんが淡路島出身なんです。
行列は3年前から、太夫道中は昨年から。それ以前は府庁にお届けでした。
八坂神社で、はも切り実演・はもそうめん500食、そしてPR。
知事さんは最後に必ず顔を出されています。
Commented by dendoroubik at 2016-07-14 19:31
☆沙都さん

いちばん最初の行列の模様は 
沙都さんのHPで拝見してました
歴史的背景があって いろんな縁があって
おこなわれている行事なんですね

ひとにはあまりオススメしませんが
自分はとてもこの行事 気に入りました(笑)



by dendoroubik | 2016-07-06 10:30 | ◆京の祭 | Trackback | Comments(8)