地域伝統芸能フェスティバル その2

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滋賀県からは、長浜曳山まつりの三番叟。これもたしか連続の出場だったと思います。

多くの子ども歌舞伎では、一番山や当番山から三番叟を出すみたいですけれど、
長浜では、数十年まえから、広く町内外から公募して、最後はクジで決めるようになったそうです。
今年の一番山翁山で、三番叟を演じていたのは、昨年の一番山猩々丸と同じ男の子。
なんと2年連続でクジを引き当てたのだそうです。




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リハーサルから見せていただきました。 Tシャツ姿の三番叟というのも、なかなか見られるものではありませんね(笑)

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今年の長浜曳山まつり、翁山での三番叟です。

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軽装での踊りを見て驚くのは、その運動量の多さ。
衣装を着こんで舞うのを見ていると気づきませんでしたが、かなり激しい動きをしていたのですね。

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こちらは昨年の猩々丸での三番叟。

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京都府からは、京丹波町の「和知人形浄瑠璃」

農閑期の娯楽として、江戸時代末期、大迫村という村で起こったとされています。
当初は、粗末な張りぼて人形だったものが、次第に目を閉じたりする精巧な人形に。
大振りで、1人遣いなのが特徴です。
義太夫と三味線はなかったそうですが、昭和26年から加わったそうです。

地元の実話を基にした芝居が代表作とのことですが、一般向けのステージだからでしょうか
今回上演されたのはお馴染みの「傾城阿波の鳴門 」
巡礼おつると、故あって母と名のれぬお弓の物語です。

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「巡礼にご報謝」

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今年の長浜曳山まつりでも萬歳楼がこの巡礼歌の段を演っていました。

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「父様の名は十郎兵衛 母様はお弓と申します」・・・と聞いて吃驚り 疑いもない我が娘

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「見れば見るほど幼な顔 見覚えのある額の黒子 ヤレ我子か 懐しや」

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「よその子供衆が 母様に髪結うて貰ろたり、夜は抱かれて寝やしゃんすを見ると・・・」

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「わしも母様があるならあの様に髪結うて貰おうものと羨やましゅうござんす」

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母は心も消え入る思ひ・・・

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わつと泣き出す娘より 見る母親はたまり兼ね

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「おお道理じゃ 可愛や いじらしや」と我を忘れて抱きつき 後正体嘆きしが・・・

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「こゝに置いてはどうにも為にならぬ事があるによつて それでつれのう去なすのじゃ程に 聞分けて去んだがよいぞえ」

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と言いつゝ内へ針箱の 底を探して豆板の

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まめなを喜ぶ餞別と 紙に包んで持つて出で

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「別れともない コレ 今一度顔を」と引き寄せて 見れば見る程胸迫り
離れ難なき憂き思いそれと知らねど誠の血筋・・・

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イヤイヤ どう思い諦めても 今別れては又逢う事はならぬ身の上 追ついて連れて戻そう
さうじや さうじやと子に迷う 道は親子の別れ道 後を慕うて 尋ね行く・・・

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人形を愛おしげに操るおやじさんたちの やさしい眼差しがとても印象的でした・・・
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Commented by ei5184 at 2016-05-27 05:00
人形と実写版! dendoroubik さんの処でしか
お目に掛かれない 貴重な写真でしょう!
長浜、10月には訪ねてみます。
Commented by dendoroubik at 2016-05-28 00:07
☆eiさん

ここでしか見ることができないでしょう
果たして見る必要があるかどうかは別にして(笑)

10月はどんなプログラムになるのかわかりませんけれど
「どんどろ大師」はぜひご覧ください!
ハンカチをお忘れなく・・・涙しぼられますよ
by dendoroubik | 2016-05-26 21:50 | ◆摂津の祭 | Trackback | Comments(2)