垂井曳軕まつり その1

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5月2日の試楽、3日の本楽、4日の後宴、
GWの3日間おこなわれる八重垣神社の祭り、
「垂井曳軕まつり」(岐阜県不破郡垂井町)

かねてから、絢爛豪華な曳やまのうえで
子ども歌舞伎が演じられ(奉芸され)るこの祭りを
見てみたいものだとは思っていたのですけれど、
春祭りのピークでもあり、日程が合わず何年か断念。

5月3日の本楽、祭り師匠toraさんの指南の下、
ようやく念願叶って初見物です・・・




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中山道六十九次57番目の宿場で、
美濃路への追分でもあり、
街道の面影を色濃く残す旧垂井宿・・・

町は西町、中町、東町に分かれ
3町が祭りを執りおこなう区分にもなっており、
それぞれ曳軕を所有しています。

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GWの高速渋滞に嵌り、到着したのは午前11時前。

「古式練り込み」という、神社までのお練りのはじまる
市役所前に向かっていると、「芸児」(というそうです)が
肩車されて会所から出てくるところに遭遇。

祭りで3度目のすぺいん人さんにも遭遇。

その後、市役所前でtoraさんに紹介すると、
「すぺいん人です。日本人ですけど」
と照れながら自己紹介されていたのが可愛かったです(笑)

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「練り込み」のスータート地点、市役所前。

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一番軕から順に八重垣神社へ向かいます。

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一番軕は、中町「紫雲閣」
今年の芸題はお馴染み「一ノ谷嫩軍記 熊谷陣屋」

  十六年はひと昔・・・夢だ、夢だ!

9才の男の子が、人生の無常を嘆く姿に感動。

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この祭りでは、昔ながらの戒律が守られ、
見物客にもそれを守るよう、協力が求められます。

「本山女人禁制」「2階よりの観覧厳禁」
「文化財の保護」「投菓子類の禁止」
とりわけ厳しく言い渡されるのが「練込中横断禁止」

屋台の犇めく通りを練るので、
八重垣神社へ右折する角で待ちます・・・

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二番軕は東町「鳳凰山」
芸題は「新版歌祭文 野崎村」

お光が可愛くなければ
まったく感情移入できないような芝居ですけれど、
この男の子の仕草や、ちょっとかすれた声がとてもキュート。

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お練りのときから、その役に「入って」います。
これはすごいことですね・・・

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三番軕は西町「攀鱗閣」
芸題は「双蝶々曲輪日記 八幡里引窓の場」

美しい物語を芸児たちが美しく演じていました。

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登場シーンは少なかったですが、
主役で見てみたいような「いい顔」をしていますね。

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鳥居前に3輌が並んでいます。

奉芸する曳軕は、鳥居の真正面へくるよう慎重に据えられます。
時間をかけて、何度も曳き直されていくのが印象的でした。

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曳軕が移動するとき、お囃子に合わせて若衆だけでなく、
舞台上の役者や大工方(・・・ってこちらでも呼ぶのかな?)まで、
いっせいに扇を招く姿が壮観でした。

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3町の神前奉芸を見せていただき、野崎村をもう一度楽しんだ直後・・・

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まもなく雨が降る予報につき、曳軕を山蔵に曳き入れる旨の放送。

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山蔵のなかで狂言は執行されるようでしたが、
toraさんのブログを見て楽しみにしていた
「北裏の芸」の情緒は楽しめそうにありませんでした。

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鳳凰山が山蔵へ曳き入れられる頃、
予報通り雨が降りはじめました・・・

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はじめての垂井はここまで・・・

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また来年です・・・
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Commented by ei5184 at 2016-05-07 09:07
垂井と云いますと 岐阜県ですね!
GWの渋滞の中、お疲れ様でした。 しかし、これまた面白そうです!
もし訪ねられるとしたら、前日から1泊になりそうです(笑)

処で大阪駅、21日が八尾高校、22日が左義長ですね!
21日は厳しいかも知れませんが、22日はお昼前から場所取りがてら出かけていると思います(笑)
Commented by dendoroubik at 2016-05-07 09:57
☆eiさん

岐阜といっても関ヶ原インター近くですので
長浜へ行くよりも近いのですけれど
大阪から滋賀県の南部までが大渋滞でした・・・

しかしすばらしいお祭りでした!
きっと来年もまた行くと思います

今年は八尾と勝山が別な日なんですね・・・
自分も昼まえから並ぼうかと思っています
昨年 当日は一番乗りの人は
朝8時から並んでいるとおっしゃってましたよ(笑)
座席だと近すぎて 立ち見だと長時間で疲れるのと
真ん中にカメラがあったりして 
無料とはいえ見物客にはちょっとキビシイ会場でした・・・
Commented by tora003 at 2016-05-07 16:25 x
示し合わせたわけでもないのに、ちゃんと人気撮影スポットに・・・
祭り好きの本能とでも言いますか、思わず苦笑してしまいました。
その1を拝見しただけでもツボを押さえた内容に脱帽です。
著名な写真家の方が「祭りは最低でも3回は通わないと良い写真は撮れない」とのことですが、
dendoroubikさんにそのセオリーは通用しないようですね。

Commented by dendoroubik at 2016-05-07 20:00
☆toraさん

教えていただかなければ
知らない町で右往左往していたことでしょう
曳行される範囲も限られていて
3つという狂言の数も多からず少なからず
行くまえからそうだろうと予想はしていたものの
すっかりこの祭りが好きになってしまいました

写真の方はお恥ずかしい限りのもので
さらに何年行っても上達もしないでしょう
そして「その2」以降は狂言のみです(笑)
Commented by すぺいん人 at 2016-05-07 23:22 x
私も初参戦の垂井で、dendoroubikさんとお会い出来て&toraさんともお会い出来てうれしかったです♪♪♪
「『すぺいん人です』ってどう見てもコテコテの日本人やん!」って思われると思ってつい。。。(爆)

雨で夜の行事が無くなってしまったのは残念でしたが、それでも子供たちの素晴らしい演技と、曳山のカッコよさ、屋根に乗ってる青年のこれまた男前っぷりにすっかり虜になってしまいました♪♪♪

GWの時期はお祭りが重なっているのでどこに行こうか迷いますが、またじっくりと行きたいなと思うお祭でした☆
Commented by dendoroubik at 2016-05-08 07:35
☆すぺいん人さん

まわり切れないほどの行事に夢中になって
お話しすることもあまりできないというのは
いい祭りにありがちなことですけれど
お会いできてうれしかったです

長浜 米原 揖斐川に垂井と
伊吹山をとりまく曳山子ども歌舞伎と一口いっても
それぞれ祭り情緒も異なっていて楽しいですね
旧街道沿いのそれほど広くない範囲のなかで
3つの曳山があり それぞれに子ども狂言をおこなう
という密度の濃さがとても魅力的でした
そして これはどちら同じですけれど
祭りにかける町衆の心意気にもシビれますね~~
by dendoroubik | 2016-05-07 08:13 | ◆美濃の祭 | Trackback | Comments(6)