米原曳山まつり 2015

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体育の日と、その前日、前々日におこなわれる
滋賀県米原市湯谷神社の祭礼「米原曳山まつり」

土曜日の宵宮の初演を見てきました。

今年の外題はご存じ、
「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」




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右にすすめば中山道、左に曲がれば北国街道。

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交通の要衝、米原の旧市街地を曳山が曳行されてゆきます。

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子供歌舞伎の最初の執行場所で、
シャギリが雰囲気を盛りあげてゆきます。

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松翁山、壽山、旭山・・・米原の曳山は三基。

3年に一度の当番山に、毎年、松翁山が自主参加、
というかたちで子供歌舞伎を執行されるのですけれど、
今年は松翁山の当番山につき、一基だけ。

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子供歌舞伎で切ないのは、お気に入りの役者ができても、
たいていはその1年限りということです。

次の年には、もう見ることができない・・・

ここ数年、連続で執行してくださっている松翁山では、

「義経千本桜 河連法眼館の場」
「神霊矢口の渡 頓兵衛住家之場」
「壷坂霊験記」

3年連続で主役をつとめた男の子がいて、
ずいぶん楽しませていただきました
・・・が、他の名役者とともに、
去年、小学校を卒業してしまいました。

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今年は、5年生、2年生、3年生3人。
うち2人は去年、おととしも見覚えのある男の子、
あとの3人は、はじめてですが、これから数年、
きっと僕たちファンを楽しませてくれることでしょう。

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振付はもちろん、市川団四郎師匠です。

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三番叟から。

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3年生のこの男の子も、
1年生のころから、3年連続の出演です。

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過去2回はいずれも女形でした。

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いつ主君の敵を討つか
と取沙汰する世間の目を欺くために、
祇園一力茶屋で、だらしなく遊興に耽る
由良之助(内蔵助)のもとへ、
力弥(主税)が手紙を届けに現れます。

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鎌倉にいる顔世御前(浅野内匠頭の正室)からの手紙です。

師直(吉良上野介)は近いうちに本国に帰るらしい、
いよいよ時が近づいた・・・という極秘情報です。

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中二階で酔い覚ましに涼んでいた遊女お軽。

恋文かしら・・・と戯れに、延鏡に写して、
内蔵助の読む手紙を覗き見てしまいます。

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勘づいた内蔵助は、お軽を
口封じするしかないと、身請け話をもちかけます。

身請けはするが、3日経ったら自由にしてやる
・・・そんな空手形に、故郷へ帰れると喜ぶお軽。

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前段が省かれていますので、
やや唐突な感じがしないでもありませんが、
お軽の兄、寺岡平右衛門が登場します。

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はじめは妹とは気づかず、
それと知って懐旧に耽るのですが・・・

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身請けの話を聞いて、内蔵助が
お軽を殺すつもりなのを悟った平右衛門は、
畢竟、救えぬ命・・・手柄と引き換えに・・・斬りかかります。

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内蔵助の底意を教えられても、
年季があけて、夫、勘平、父、与市兵衛と
いっしょに暮らすのを夢見て、
ここで死ぬわけにはいかない、と言い張るお軽に・・・

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父の死と、夫の無念の切腹を知らせる平右衛門。

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平右衛門は浅野家に仕えていましたが、
足軽故に仇討には加われず、
内蔵助に直談判に来たものの、
すげなく追い返されてしまっていたのでした。

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夫と父の死を知り、生きる望みを絶たれたお軽は、
兄に手柄を立てさせて死ぬ覚悟をします。

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兄の刀が振り下らされようとしたそのとき・・・

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兄妹のの心底を察した内蔵助が現れ、
平右衛門を仇討ちの一味に加える約束をします。

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ヨイサー ヨイサー

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次の執行場所へ曳行されてゆきます・・・
by dendoroubik | 2015-10-17 12:35 | ◇米原曳山まつり | Trackback | Comments(6)
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Commented by 清水 at 2015-10-17 14:10 x
行きたい行きたいと思いながら
今年も行けずに過ぎてしまいました
この時期は地元のお祭りと重なるので
なかなか決断が出来ません(^_^;)

代わりに写真で楽しませていただきます<m(__)m>
Commented by dendoroubik at 2015-10-18 13:24
☆清水さん

この時期は どこに行こうか迷ってしまうほどの
秋祭りの最盛期ですものね~~
3日間やってますので 機会があればぜひ!

今年も 米原駅前でやってるイベントの方が
お祭りよりも断然 人が多くて
なんだか理不尽な思いがしないでもありませんでした
Commented by すぺいん人 at 2015-11-06 22:34 x
レポありがとうございます!
今年は業界の全国大会と重なってしまったので、泣く泣く米原を諦めました(涙)。
(・・・今年は中日本圏の曳山子ども歌舞伎はどこも見に行けなかったです)

昨年の6年生が一気に3人(でしたっけ?)も卒業しちゃって、
役者の人数不足での御苦労などを聞いていたので出来れば行きたかったのですが・・・(泣)。

でも、dendoroubikさんのお写真を拝見して、なんとなく場面の想像が出来る様で嬉しいです❤(生で見るのが一番なのはもう十分承知してるんですけど。。。)

「4人でどうやって七段目やるんやろ~?」って思っていましたが、そこはさすがの団四郎先生ですね!!
そして、みんな良い顔してるからこの先も楽しみですね♪(^^)
Commented by dendoroubik at 2015-11-07 12:19
☆すぺいん人さん

斧九太夫や3人の侍が出てこなくても
物語のエッセンスが損なわれない
・・・というのが団四郎師匠のすごいところですね!
眺めていて あらためて感心してしまうのは
アクションの繋ぎが 絶妙だということ・・・
説明が省かれていても アクションだけで
なんとなく話がわかってしまうんですよね(笑)

1回目の執行のあとも子ども役者に
師匠が厳しくダメ出しされていいました
期待の表れかと 今後が楽しみで仕方なくなりました
Commented by Darrell at 2016-02-01 00:43 x
はじめまして。
すこしばかり時が経ってしまいましたが、コメントさせてください。
こちらのブログを拝見してこのお祭りを見てみたい!と思い立ちまして、行ってみましした。今になってこちらの記事を見ましたら、dendoroubikさんもいらしたのねと嬉しく思いつつ、片隅に自分の姿が写っていて思わず笑ってしまいました。
Commented by dendoroubik at 2016-02-01 23:33
☆Darrellさん

こんばんは!

宵宮の初演をご覧になったのですね!
前の年まで 出ずっぱりの男の子たちが卒業したので
どうなるかな~って思ってたんですけれど
祇園一力茶屋の場 よかったですね~~

写っている
・・・といえば黄色のジャケットのお方でしょうか?
その横の青い服の男性は わが祭り師匠です(笑)

春になると 長浜 垂井 各務原 揖斐川 小松 砺波
・・・などなどで 子供歌舞伎がはじまりますね
また どこかで お会いしましょう!