いくたま夏祭り 後篇

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生國魂神社の氏子区域は広く、
天王寺区から中央区にまたがっています。

中央区、旧東区が枕太鼓、旧南区が獅子舞、
天王寺区の一部の氏子地区の方々が神輿を、
それぞれご奉仕されています。



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大坂城から、氏子地区への巡行を終え、
一行が生國魂神社へ還ってきます。

巫女さんの出迎えがありました。

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大きな茅の輪が取りつけられた
鳥居をくぐって境内へ。

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節目節目で「いくたま締め」
と呼ばれる手打ちがおこなわれます。

  う~ちましょ シャンシャン
  もひとつせ シャンシャン
  祝おうて三度 シャンシャンシャン
  めでたいなあ シャンシャン
  本決まり シャンシャン

お馴染みの「大坂締め」は、
このいくたま締めが縮まったもの
という説もあるそうです。

「正調大坂手打ち」とも呼ばれます。

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御鳳輦が無事に還幸。

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夜の還幸祭まで夕食休憩。

ここもまた時間がたっぷりあり、
枕太鼓、神輿の太鼓、獅子舞などが、
やや自由な感じでおこなわれていました。

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獅子舞の子どもたちの練習(?)
を眺めていたのですが、これが賑やかで楽しい!

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境内に流れていたアナウンスの解説によると・・・

枕太鼓の起源は、大坂城で門番が
客や敵の来訪を知らせるために叩いていた
「やぐら太鼓」と言われているそうです。

大坂城から現在地へ遷座する際に、
豊臣家から神社に太鼓が奉納されたとも。

太鼓台に取り込む6人は、願人(がんじ)と呼ばれます。
背もたれが枕に似ていることが枕太鼓の名の由来。

赤い頭巾に瓢箪模様の法被という、
インパクトのある装束は「晴れ着」と呼ばれ、
なんと「忍び」の姿を表すそうです。
こんな派手な格好のどこが「忍び」かとも思いますが(笑)
紐の帯にはさまれた4本のバチは、装飾だけでなく、
非常時には縄梯子になるといいますから、
やはり忍びの痕跡を残しているのかもしれません。

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午後7時「豊太閤奉納」
と呼ばれるお練りがはじまります。

まず最初に獅子舞のお練り。

獅子に、篠笛に太鼓、
揃いの装束の、子どもを中心にした踊り子が、
境内をリズミカルに練ってゆきます。

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やや高音を強調したシンプルな篠笛のメロディ、
軽妙な太鼓の音と子どもたちの笑顔に、
知らず知らず心が浮き立ちます。

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最後に雌雄の獅子の舞があります。

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それまでのお練りの、
どこか楽しげな雰囲気とは打って変わった、
禍々しさを秘めた、動きの激しい獅子舞です。

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これも見ものでした。

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でも、この時、どんなお囃子が流れていたのか、
不思議と、まったく記憶にありません。

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動きは、写真を見返すまでもなく、
鮮明に記憶に残っているのですけれど・・・

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おかめとひょっとこの乱入も・・・

でも、このひょっとこ、どこかで見覚えが・・・

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今年の2月、福井県の「勝山左義長まつり」で、
上郡の櫓に、突如(?)現れて、
翌日の地元の新聞にも取りあげられたあの女性・・・

(・・・と思ってたら、そうではなくて、
高校が演じていたのだと、ご本人からご指摘いただきました)

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次は、金・銀神輿のお練りです。

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二基の神輿と太鼓台が、
境内狭しと暴れまわります。

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神輿を突き合わせて傾けたり、
太鼓台ともども、激しく回転させたり・・・

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あんまり予備知識なしに、この祭りに臨んだものですから、
思わぬ展開に、手に汗握ってしまいました・・・

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金銀のクラッカーで華やかに締め。

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最後は、枕太鼓のお練りです。
「いくたま夏祭」の代名詞ともいえる行事です。

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車輪のついた太鼓台に6人の願人が、
3人ずつ向い合って座り、
ものすごいスピードで境内を駆けまわります。

駆けまわるだけでなく、
上下に揺らしたり回転させたり、
挙句の果てには、左右に横倒しにされます。

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横倒しにされても、願人は
あくまで体勢を維持し、太鼓を打つつづけます。

ただ打ちつづけるだけでなく、
なにやらニヤニヤ内緒話をするようなポーズや、
威勢よく打ち鳴らす動作を、単調に繰り返します。

太鼓台の激しい動きと、
願人のその単調な動作とのギャップが、
異様な昂奮を呼び覚ましてゆきます・・・


以上で終了です。

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終了してもしばらく境内では、名残りを惜しむように、
枕太鼓、金銀獅子、獅子舞のお囃子が鳴りやみません。

眺めていると、その表情は三者三様。

神輿の囃子方は、あくまでクールで男前な表情、
枕太鼓は様式化された表情の繰り返しがシビれます。

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そして、一般人も交えての
獅子舞の輪踊りの方々は、ご覧のように、
なんちゅうええ顔・・・ってくらいのええ顔で踊っておられます。

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やっぱり、ええ顔でしょう?(笑)

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後ろ髪ひかれながら、ここで退散です・・・

道々 脳裏をよぎるのは・・・

あの男の子、あれから宿題できたのかな・・・(笑)
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Commented by ei5184 at 2015-07-19 15:07
此れは長時間に亘り撮影されましたね~
お陰で、久々に最後まで拝見する事が出来ました。
私は何時も丁度巡行が帰って来て、休憩している辺りからです。
獅子舞のお練りのお母さん、健在ですね~こちらも久々にご尊顔を拝見!
おかめひょっとこの舞は初めて拝見したと思います。
そしてフィナーレの輪踊りも! 来年数年振りに訪ねてみたくなりました。
Commented by dendoroubik at 2015-07-19 19:02
☆eiさん

いくたまさんへ還御するあたりから
急に観衆が多くなってきますね
・・・といいますか それまでの行列では
あまり観衆がいないのは
いったん 行事が途絶えたことによるのでしょうか

休憩時間も長いこともあって
なかなか見どころのつかみにくく
炎天下で行列を追っかける人もあまりいませんでしたが
どこを取ってみても 楽しいお祭りですね

なかでも フィナーレの輪踊りはぜひぜひ!


Commented by すぺいん人 at 2015-07-20 21:02 x
願人の衣装はホントに「これ忍!???」と云った感じの派手な格好ですけど(笑)、
倒されてるのに太鼓を叩き続けてるのがカッコ良いですね!!

ほ~んとにえぇ顔♪
写真を拝見しているだけでも私まで気分が上がっちゃう感じです☆

ありがとうございました~♪
Commented by tamsanpe at 2015-07-21 11:19
明るい時間から夜までたっぷり撮影されてますね。
今回も祭りに行った気分にさせていただきました^^
表情がとにかく素晴らしいですね~
明るく元気な気持になりました^^
Commented by dendoroubik at 2015-07-22 15:54
☆すぺいん人さん

僕も枕太鼓を見るのは これがはじめてだったのですが
不思議な魅力のある太鼓ですね
3人が向かい合って まるでひそひそ話するように
顔を寄せてニコッと笑ったかと思うと 
急に激しく打ち鳴らしたり・・・
いったい何を意味しているのか 知りたくなりました

行列では 子どもの組もあって これも可愛かったです
Commented by dendoroubik at 2015-07-22 16:01
☆ぴんの助さん

祭りを見にゆく理由の大半は いい顔を見るため
・・・最近ますます そう思うようになってきました
昨日一昨日と 奥能登の祭りを見てきたのですけれど
こちらもいい顔のオンパレードでした
往復12時間かけて行った甲斐がありました(笑)
by dendoroubik | 2015-07-18 22:45 | ◆摂津の祭 | Trackback | Comments(6)