小松お旅まつり 2015 その3 壺阪霊験記 後篇

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胸騒ぎがして駆け戻ったお里は、
沢市がすでに谷底へ身を投げたのを知り、
悲嘆に暮れ・・・自分もあとを追って谷底へ・・・



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・・・とそこへ現れたのは雁九郎。

オレといっしょになれと迫りますが、すげなく拒絶され、
逆上してお里に襲いかかります。

雁九郎の手を逃れて、お里が谷に身を投げると、
不思議な力によって辻堂へと引き寄られ・・・

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鈴の綱が首に巻きつき・・・鴈九郎も息を引き取ります。

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  えらいこっちゃ、えらいこっちゃ、えらいこっちゃ

たまたま壺阪寺へ詣でて、
一部始終目撃した善六がお仙に・・・・

沢市が谷底へ身を投げたこと、
お里がそのあとを追ったこと、
天罰が下って、雁九郎も亡くなったことを語ります。


  観音様のハチが当たるはあたりまえ

  あたりまえ あたりまえ
  あたり前田のクラッカー  

  そんなコマーシャル聞いたことないわ

  そやかて、本日お集まりのお客さんや、
  お年寄りは、知ってはるわ

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  ホンマかいな
  お客さん、知ってますか~?

   「知ってる~~」

  ソレ、わての勝ちです
  それではみなさん、ごいっしょに!

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  あたり前田のクラッカ~~(笑)

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アホなこと言うてる場合やあらへんわ!

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谷底で倒れる二人のもとへ、
壷阪寺の本尊、十一面観音が現れます。

(小間物屋お花ちゃんの二役です)

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いかに沢市 承れ
汝 前生の業により盲目となったり

しかも両人ながら 今日に迫る命なれども
妻の貞心 または念ずる功徳にて
寿命を延ばし 与うべし

この上はいよいよ信心渇仰して
三十三カ所を巡礼なし 仏恩報謝なし奉れ

こりゃお里 お里 沢市  沢市・・・

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気を取り戻した沢市とお里。

  ええ あの・・・ほんにこりゃ眼が明いている
  おお 眼が開いた 眼が開いた
  観音様のお陰・・・有り難うござります
  むむ・・そしてあの・・・
  お前はまあ どなたじゃえ?

  どなたとは何ぞいの
  これ 私はお前の女房じゃわいな

  ええ、あのお前がわしの女房
  ちょ、ちょっと待ってや

・・・と沢市は目を瞑り・・・

  お里~

  沢市っつあん

  これはしたり
  初めてお目にかかります(笑)

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  お客さん! 目が見えた!

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お礼申すや 神や仏

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よろず見せ給ふは 
これひとえに観世音の

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誓いの重きは 岩を建て

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水をたたえて 壺阪の庭の

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砂も浄土なるらん 御示し

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有り難かりける 御法なり

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「壺阪霊験記」は、大正時代、小松でも、
人気の演目だったのだそうです。

その後、長らく演じられる機会がなくなったのは、
歌舞伎といえば絢爛豪華・・・という潮流に容れない、
地味な衣装や登場人物が敬遠されたためかもしれません。

小松では、女の子が役者の主流になったのでなおさら・・・

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しかし・・・「一番山」京町が、
団四郎マジックとすばらしい子ども役者を得て、
小松の伝統を見事に甦らせ、観衆を魅了しました。

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「あたりまえ」・・・のアンコール(笑)

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八基揃えでの公演のあと、粽撒き・・・

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by dendoroubik | 2015-05-20 18:32 | ◇小松お旅まつり | Trackback | Comments(4)
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Commented by tamsanpe at 2015-05-21 13:01
細かな解説付きで今回もたっぷり堪能させていただきました。
だいぶ昔、日本の祭という高価な本を買ったのですが
また読み返したくなりました^^
Commented by dendoroubik at 2015-05-21 21:17
☆ぴんの助さん

こんばんは!

一時にくらべると 書店で見かける祭り関係の書籍は
ぐーんと少なくなっているように思えます
おそらく「肖像権」みたいな厄介な問題を
回避するためなんでしょうけど
たらいの水といっしょに赤子を流すようで淋しい限りです
でも TVの「顔」がますます魅力に乏しくなる一方で
祭りで見る日本の「いい顔」は 健在です!!!



Commented by 清水 at 2015-05-22 14:40 x
<祭りで見る日本の「いい顔」は 健在です!!!>
私も同感です
これからも「いい顔」に出会いに行きましょう!

孫が生まれそうなので
生まれるまでは、帰宅時間一時間以内の自主規制中です
大阪でも「いい顔」を写してあげてください
ブログへのUPを心待ちにしています
Commented by dendoroubik at 2015-05-22 20:32
☆清水さん

行きましょう(笑)

そうですか・・・またお孫さんが
それはたのもしいことですね!
楽しい自主規制です(笑)

大阪駅のイベントは 
昨年も勝山の保存会の方々が出演されていました
本場で見るのとはくらべものにはなりませんが
出演団体のなかで いちばん観衆にウケてました
楽しみです~~