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地域伝統芸能フェスティバル2

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5月31日、6月1日、JR大阪駅、大阪ステーションシティ5階、
時空(とき)の広場で開催された「地域伝統芸能フェスティバル」

観覧した31日の舞台のうち、すでにUPした
勝山左義長ばやし越中八尾おわら
それに、立ちっぱなしでギブアップしてしまった
最後の石川県「かんこ踊」を除く、3つの舞台です・・・。



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毎年、8月14~16日におこなわれる備中たかはし松山踊り

JR備中高梁駅前で繰りひろげられ、
岡山県下3大踊りに数えられる盛大なものだそうです。

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農家の五穀豊穣と
町家の繁栄を願って踊られた「地踊りと、
延享元年、伊勢亀山から移封された城主、板倉勝澄が
城中の酒の席で武士たちに踊らせた「仕組み踊り」が
混交した踊り・・・と解説にあります。

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櫓を中心にして踊る、誰でも参加できる輪踊りですが、
2年まえから「踊りフレンズ」という、
揃いの衣装で模範的な踊りを披露するグループが結成され、
従来の参加するだけの踊りではなく、
観光的に「見せる」ことにも力を入れられているそうです。

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今回、踊りを披露してくれたのが、
その「踊りフレンズ」の皆さん・・・とても艶やかな踊りでした。

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「一度見たら誰もが虜になる」・・・という惹句
さもありなん・・・という感じです。
いつか見てみたいものです。

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大阪府能勢町には200年以上にわたって、
浄瑠璃が受け継がれていることは有名ですね。

農耕のかたわら、伝統芸能として根づき、
竹本文太夫派、竹本井筒太夫派、竹本中美太夫派
3つの流派が存続しています。

世襲制ではありませんが「おやじ」と呼ばれる
家元のようなものがあり、
後継者を育成しているそうです。

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能勢の浄瑠璃は、
人形を用いず語りと三味線だけの素浄瑠璃でしたが、
1998年、新しく人形を加えて「能勢人形浄瑠璃」が誕生。

今回、見せていただいたのがこれです。

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「備中たかはし松山踊り」もそうですが、
伝統を守り育てていくともに、
次の世代に向けて発展してゆくところが頼もしいですね。

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インタビューで解説されるまで気づかなかったのですが、
人形の衣装は女性たちの手づくりで、
およそ人形浄瑠璃のイメージとはかけ離れた
手芸店で売っている、洋風の生地で出来ています。

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ここで披露されたのは三番叟だけでしたが、
ストーリーのある演目も見てみたいものです。

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  酒は呑め呑め 呑むならば 
  日の本一のこの槍を 
  呑み取るほどに呑むならば 
  これぞ真の黒田武士♪

福島正則邸を訪問した黒田氏の武将母里友信が、

  「飲み干せば何なりと褒美を取らす」

と酔った正則に大盃に注がれた酒を勧められ、
これを見事に何杯も飲み干し、
約束通り褒美に正則自慢の槍を貰い受けた
という逸話に基づく「黒田節」

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博多民踊舞踊 四季の会さんはこのほかに、
「博多の四季」という日本舞踊と、
「博多どんたく」の総踊りで舞われる踊りを披露。

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オランダ語で「日曜日」を意味する
「Zondag」が語源という「どんたく」。

「博多っ子の休日」・・・というくらいの意味でしょうか。

祭りとしては、日本でも屈指の観客動員数を誇る一大イベント!

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このフェスティバル、舞台のインターバルがとても長く、
次の舞台のPRビデオが繰り返し流されていました。

博多どんたく>のまえには、
総踊りの映像が流れていたのですが、
なぜか北島三郎の『祭り』をBGMに
踊るシーンばかりフィーチャーされています。

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そのせいか、サブちゃんの歌声ばかりが耳に残り、
どんなお囃子で踊っていたのか、まったく記憶にありません(笑)
Commented by 沙都 at 2014-06-28 18:41 x
結構、いろいろな祭りが一同に見られるのってイイでしょ。
今後の参考にはなりますから…
でも長時間の立見は、イヤですが。

すでに知っておられるかどうか分かりませんが…
11月2日(日)に大津市で「近江のまつりフォーラム」があります。

滋賀の五祭りが集結。
大津祭・山王祭(大津市)
東近江大凧まつり(東近江市)
長浜曳山まつり(長浜市)
左義長・八幡まつり・篠田の花火(近江八幡市)
会場は、大津市のなぎさ公園と市民会館。

野外ステージでは
大津祭のからくりや大太鼓、山王の神輿や20畳規模の大凧など。
子どもを対象にしたお囃子体験や湖岸沿いでのたこ揚げ、
識者による講演も予定。
まだ先なので、詳細は不明です。
Commented by dendoroubik at 2014-06-28 19:07
☆沙都さん

もちろん祭りは現場で楽しむに如くはありませんが
こういった催しも楽しいですよね
昨年「日本の祭りin金沢」というのを見たんですが
あんまり楽しかったので 
2日目は会社を休もうかと思いました(笑)

「近江のまつりフォーラム」というのは
先日 沙都さんが教えてくださったイベントですね!
情報ありがとうございます
これは行かなきゃいけませんね~♪

篠田の花火は あの和火をやるんでしょうか・・・?

この5つの祭りは どれも好きなものばかりなので
知らない人が見ても「行ってみたい!」
と思わせるようなイベントにして欲しいものですね!
Commented by 沙都 at 2014-06-29 15:46 x
近江のまつりフォーラムは、新しい情報です。

たぶん以前のは、第56回 近畿・東海・北陸 民俗芸能大会だと思います。
こちらは10月か11月の日曜日に竜王町で行われます。
※開催は12府県でもちまわりです。

行われる1ヶ月前に配布券(無料)を手に入れる必要あり。
56回は滋賀県庁に取りに行くか往復ハガキです。

昨年の55回大会は往復ハガキで福井県庁に申し込んで、
福井県の若狭町まで行きました。

昨年は…8演目あり、
闇見神社王の舞(福井県)
白川村鳩谷の獅子舞(岐阜県)
河内祭の御舟行事(和歌山県)
塩土の太刀振(福井県)
伊賀一宮敢國神社の獅子舞(三重県)
松尾寺の仏舞(京都府)
居組麒麟獅子舞(兵庫県)
三宅六斎念仏(福井県)

この芸能大会はいろいろな祭事、
特に国指定や府県指定などの祭事が集まっているので毎回、行くようにはしてます。


近江のまつりフォーラムは、また別で今年、初めてらしいです。
Commented by dendoroubik at 2014-06-29 23:01
☆沙都さん

あっ!
そうでしたね(^-^;

教えていただいて 過去の芸能大会のプログラムを調べてみたのですが
必ずしもメジャーでない芸能がきっちりおさえられていて
すばらしい内容ですね
近江のまつりフォーラムは好きな祭りばがりですが
正直 イベントとしては魅力をちゃんと発信できるのかな
・・・と疑問も残りますが
芸能大会の方はまちがいないですね!

でも お教えいただくまで 全く知りませんでした
ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/
by dendoroubik | 2014-06-28 13:00 | ◆備中の祭 | Trackback | Comments(4)